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クエスト名「Hoarfrost Castle(後編)」
死者の軍団に襲われたHoarfrost城の荒廃ぶりは想像以上だった。使える家具資材はほとんど残っておらず、城の設備も全て使用不能。報酬には失望したが、依頼を放りだすわけにはいかない。ゾンビを操っているのは不倶戴天の敵、ネクロマンサーだ。 呪文を反射した。こいつモドキじゃなくモノホンだわ! あん?こいつマスターキーを持ってるじゃない。 …なんで? 「Lich?城の地下にLichがいたと言いましたか?…大きな地下墓地だけでなく?おぉ、神よ…さようなことが起きていたとは!城にあの連中が雪崩込んでくるわけですなぁ、例え墓地を閉鎖したとしても。死人を送り込んだのはLichでしたか。私はこれが只の偶然ではないと知っておりましたよ!」 Ignatius Essaganは城の地下にLichが棲んでいたことに瞬きして驚き、嘆いた。で、少しの間思案して奇妙な問いを口にした。 「それで貴女はその者を殺した?そうですよね?間違いなく?」 「え?」 「あいえ、別に貴女を怒らせるつもりはないのです。ただちょっとお聞きしたくて、その…ああいった怪物は、どうやって見分けるのかと、本当に死んだのか…死んだように見えるだけなのか」 「…」 アンデッドは文字通り不死身だが、肉体は死者のそれで傷を負っても自然には治癒しない。腐り、朽ちるのみ。手足が落ち、頭を失っても動き続ける類がいるが、それも限界がある。 「…そうね。大丈夫でしょ。ズタボロにしてやったし、自分では治せないわ」 「そうですか…結構です。結構ですとも!Lichが倒れたのなら、おぞましいあの者たちも城から一掃されるでしょう。でしたら…私は貴女様に心よりの感謝を捧げねばなりませんな」 気を取り直したIgnatiusは大袈裟に両手を合わせ、身を震わせて見せた。 「それだけではなく、貴女様には大変お世話になりました!私も男でございます。貴女様がお見えにならなければ、物乞いになる運命でございました!Hoarfros城は貴女様のもの!お約束どおり、私は懐かしのお部屋を取らせて頂いて、日々の運営に努めましょう」 「ご心配なく。おまかせを。私はこの仕事を愛しております。このように大きな屋敷を所有し管理する面倒事でお手を煩わすことはございません。それと、私、お城の改良にいささかアイデアがございます。貴女様と一緒なら、かつての栄光を取り戻すのも夢ではないかと。ええ、そうですとも。共にこの場所を素晴らしい資産に、希望に溢れる快適な住まいにいたしましょう。と、その前に…そうでしたな、お城は未だ損傷しておりました。大丈夫、私、ツテがありまして…こういうお仕事向きの腕利きが。再び私の資産に手を付けられるようになりましたし…それプラス城の財産で…できますな、城の修繕と家具の入れ替えが。貴女様の許しを得られればですが、勿論」 聞く耳を持たないIgnatiusは何もかも自分で取り仕切る気で捲し立てた。 「よく知っている者たちで、作業に魔法を使います。ですから短時間で城の修繕を終えるでしょう。おおよそ二三日かと、賭けてもよろしいですが。それと彼らは作業手順を知られるのを嫌がりますから、作業中城は封鎖いたします。私に彼らと連絡をとるようお望みでしたら、私が了解する前に城からご入り用の品を回収したほうがよろしいかと。私の見たところ、城の大半が修復不能の損傷を受けております。ほとんど捨てるか、買い替えるかでございましょう。…不用意に貴女様の持ち物を一緒くたに捨てるのは避けたいでしょうし。では、彼らと連絡をとってよろしいですかな?ご了承頂けるのならすぐにでも城を封鎖します、彼らの到着の用意をしませんと」 「…いいわ、まかせる」 「承知いたしました。すぐに彼らと連絡をとりましょう、えぇ、すぐに参ります。三日でお戻り下さい。その間に作業は終わっております、間違いなく。貴女様のお世話が出来て私、幸せでございます」 …ふむ。やっぱり気になる。自分の城を死者に襲わせるような主は狂人だ。Ignatiusが知らなかったというのは解せない。もう少し調べてみる必要がありそうね。
by yamanobe26
| 2008-05-08 21:40
| Oblivion日記MOD編
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