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クエスト名「The Gilded Cage(後編)」
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 九つの椅子と周囲に並ぶ神像…あぁ、Sanderionが夢見た知的コミュニティ、評議会か。吸血鬼とDivinesって妙な取り合わせの気もするけど、別に彼らも病気持ちってだけで何処の神を信仰しようが自由だ。勿論、信じる信じないも自由。 議会場の先は左右のウィングに別れてる。向かって左側はダイニングと倉庫。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() バラックから南の囚人塔へ入った。別棟だがバラックを通る以外にアクセス出来ない。Sanderionを留め置くにはピッタリ。 ![]() ![]() ![]() 「探したわよ、Sanderion」 「…私を助けに来た!?」 「えぇ、苦労したわ。帰りましょ、Mairmarが待ってる」 SanderionはMairmarに似た、年の頃もほとんど変わらないHighElf。背筋も伸び、とても数十年の虐待を生きのびた人間には見えない。これも不死のなせる業なのか。 「…君が私の運命を告げる者か」 「え?」 「ここで時間から逃げ続けた。だが、欺くことは出来ないのだな」 「…」 「地上で私を待っているのは何か。待つのは死だ。これは救助ではなく処刑だよ」 喜びに輝いたSanderionの瞳が一挙に光を失った。彼の不死性はこの世界限定。地上に帰還すればいずれは死ぬ、当たり前の人間として。…これだけ惨い目にあってもまだ不死に未練があるのかしら。 「戻る気はないの?」 けれど彼はきっぱりと否定した。 「最後にもう一度息子に会うことが出来るなら、喜んで行くとも。私はこの場所では死なない。死が近づくと忌まわしい魔法で“病院”に運ばれる。牢獄と大差ないがね。城の奥深くだ。秘密の通路が蔵に繋がってる。私は酷い傷を負えば姿を消す。君たちはそこへ探しに戻らなくてはならない」 「あのワイン蔵ね。大丈夫よ、敵はもういないから」 「なら行こうか。私がどんな末路を迎えるか見てみよう」 ![]() Sanderionは地上へ戻ることには同意したものの、Brethrenの情報は明かさなかった。 「話す気はない。まずは息子に会わせてくれ。私の心は息子が健在と知って晴れた。秘密は彼にだけ伝える」 何を聞いても息子に会わせろの一点張り。情報を渡した後、置き去りにされるのを怖れてるのかもしれないわね。 ![]() ![]() ま、敵はいないから帰還自体は楽なもの。Sanderion一人でも悠々でポータルまで歩いていけるんだが。彼が何を躊躇っていたのかは地上に戻ってみて判った。Kvatch Caveへ脚を踏み出した途端に彼の姿が一変したのだ。 ![]() 「歳月とは重いものだな。死が憂鬱な子守歌を歌っているよ。年齢が私に降り積もってきた。もう時間はそれほどなかろう。頼む、連れていってくれ、Mairmarのもとへ」 Sanderionは自らの末路を眺め見て嘲笑った。 ![]() ![]() 「充分だ。ただ私は疲れてる、細かな話は後にしよう。VulnaはHeartstoneの持つ秘密の研究に精通している。彼はその禍々しい宝石に自らの魂を変換した。当人とHeartstoneが接している時のみ危険な状態になる」 「魂を切り離した?」 「彼は宝石を厳重に保管している」 「それって…」 Sanderionは一つ頷いて繋げた。 「Oblivionだ」 Underking、Zurin Arctusが使った手口と同じか。でも… 「VulnaはどうやってOblivionに接触を?境界の障壁は復活したはずでしょ?」 「君たちが封じたのDeadraの世界から我々の世界への移動だ。我々がOblivionに移動するポータルはまだ活きているんだよ。Vulnaは個人的なルートを確保してる。HeartstoneがSigil Stoneのようにポータル維持の役割を果たす」 …薄々そうじゃないかと思ってた。でなけりゃ私がSheogorathになるなんて事態おこりっこない。 「さぁ、私を休ませてくれないか。一眠りさせてくれたらもっと話そう」 Sanderionが疲労を訴え、とりあえずその場はお開きとなった。 ![]() 「Vulnaの秘密はOblivionにあります。我々が成し遂げるには皆の知恵を総動員しなくては。父が休息をとったら、私が話を聞きます。君はKa-Valaを迎えにいってもらえませんか。彼女と合流する時がきました。君が訪ねれば彼女は来るでしょう。父がHardingの屋敷に滞在してると伝えてください」 「分かった」 ![]() ![]() ![]() 「彼女は元気よ」 「寂しいもんだね…あの子が元気ならそれでいい」 Ka-Vala師は変わらず暖炉を占領して静かに読書中。ただその背中は少し小さく見える。 「山を下りればいいわ。SanderionがHarding邸にいる」 「Sanderionが帰還したとな!またとない知らせよの。これでようやくMarimarも一息つければよいが」 「…」 「お前は私を待たなくてよい。私もすぐに出る。護衛はいらぬ。盗賊も獣も私には無縁だ。勿論、道行きは歓迎するが、お前の時間は切迫しておろう」 Ka-Valaはこれまたいつものように迎えにきた私を三分で追い出した。でも時間が切迫していたのは本当の事。私は間に合わなかったが。 ![]() ![]() ![]() 「ごめんなさい。私が連れ出したせいね」 「いえ。悲しまないで。もう充分皆の分まで私が悲しんだ。彼は満足気に逝きました」 「お父様と話は出来た?」 「沢山のことを。私は予言を誤解していたのではないかと思います」 「…?」 「“彼の者の傷を癒せ”、それは父の事を指すと思ってきましたが…私のことだった。Heartshavenの一族は平穏を取り戻す」 一族の汚名を晴らす。Marimarの宿願はこれで果たされたのかしら。彼は否と首を振った。 「まだVulnaを止めていない?」 「その通り。やるべき仕事がある。Oblivionの入口の場所はVulnaの最高機密です。知っているのはMirandahalにいる彼の妻たちと最高幹部のみ。父はそういった情報には関知していなかった」 「…そう」 「諦めることはない。Hardingに考えがあります。彼と話を。私は父が眠りにつくまで夜通し側にいますよ」 ![]()
by yamanobe26
| 2008-03-05 19:30
| Oblivion日記MOD編
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