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クエスト名「The Witch's Story」
“魔女”の正体はViola Tarensa。 元はArcane University、魔法大学の研究員。窃盗の罪で先々代の大魔術師Clara Astatiusにより逮捕、除名の後放逐された。 「そして今また再び盗みを働き、とうとう人を殺した…。彼女の犯罪がLeyawiinにまで及べば、魔術師ギルドは一躍脚光を浴びることになるだろうな。Viola Tarensaを止めねばならんが…気にはならないかね?」 なるだろう?…っとRaminusは振ってきた。 否も応もない。魔女の始末は他の人間からも依頼されてる。でもなんかこの親爺の言いなりになるのもシャクだわね。くそぉ。 「…分かりました。やりゃいんでしょ」 「結構、実に結構。重要だよ、殺人者を出来るだけ早く捕まえるのは」 なんだ、その勝ち誇ったような顔は。 Raminus Polusはデロリとした優男に似合わず辣腕だ。しかも上司に対する愛がない。責任者が帰還した途端にテキパキと指示を出す。 「手配書は成果を上げてると言うにはほど遠い。よってすぐにClara Astatiusを訪ねるべきだと思う」 「先々代の大魔術師を?何故?」 「ViolaはClaraの愛弟子だった。Hannibal Travenを後継に指名した後、彼女はBrenaの丘に屋敷を構え、今もまだ隠居してる。鳩を送っておこう、近々君が訪問すると。もしClara Astatiusに会う気があれば、彼女の家の鍵が明日にはAnvil支部に届くよう手筈を整えておく。Carahilに聞くといい」 「了解」 “裸のNord”Hrogarに始まり、Blackwood Companyの社員Ar'ahnir…そして魔術師ギルドのRaminus Polus。 犯罪人の捕獲は本来ガードやレギオン、相手が賞金首なら戦士ギルド、怨恨が絡めば暗殺教団の領分。それが魔術師ギルド、とりわけ魔法大学の出身者というだけで話は大事になる。Viola Tarensaは只窃盗が目的の盗人かもしれないが、状況がそれを許さない。Raminusが気にしてるのは山賊被害そのものより、大学とギルドが泥を被る事態だろう。魔女の隠れ家が判明次第バトルマージを派遣して即時殲滅を図る気だ。…これはもう一介の冒険者の仕事とは言えないわね。 澄まし顔の武闘派Carahilから鍵を受け取り、Anvilの北に広がる鉱山地帯Gold Coastへと入った。 BrenaはHammerfellとの国境近くにある小高い丘。ド僻地で近場にあるのは難破船の残骸と鼻つまみ者の神様Malacathの聖地ぐらい。人間は滅多に脚を踏み入れない。 そんな場所に屋敷を構えて訪ね来る者にいちいち鍵を渡すあたり、随分と俗世間から距離をとってるみたいだな、先々代の大魔術師様は。 「え?」 屋内の状態は悲壮の一言。家具類はOgreやTrollでもここまでしないだろうぐらいにバラバラ。テーブルや椅子に恨みでもあるのかしらね。 家の主人、Clara Astatiusのほうは…まぁ、無事でしょう。戦ってる間中、上の階からファイトクラブの観客並に檄を飛ばしてきたのが彼女だろ。熱い婆さんだわ。見なさい、天井から炎が吹き出してる。 まずいじゃない!! 水だ!水!どっかに桶は!? 炎を逃れて扉の向こうに籠もっていたClara Astatiusは真っ白な法衣を輝かせ、無事息災な姿を見せた。 「いえ、間に合ってよかった」 隠居先にこれだけ隔絶した環境を選ぶんだから、さぞ人間嫌いの偏屈婆さんだと先入観を持っていたけれど、意外なことに先々代の大魔術師Clara Astatiusは気さくで快活な人だった。顔は…さすがに老いを隠せないが、綺麗にお化粧をして紅も引いている。立派な心掛けだわ。 「分かりませんわね、彼らはここで何を奪おうとしていたのかしら?」 「聞いてませんか?Viola Tarensaのこと」 「Violaがあの悪党どもを送ってよこした?でも何故?」 「彼女は窃盗と殺人の容疑で指名手配になってます」 Claraは驚きに目を開き、頭を垂れ愛弟子の背信に深い溜息をついた。 「彼女のことはよく知ってると思ってましたけど、それは誤りだったようね」 「…」 「Violaは大学でお気に入りの娘でした。確かにあの娘は当時でさえ私の持つ高価な武具への執着を狡猾に隠していた。でもまさか人を殺めかねないなんて思ってもみなかったわ。どうしてこうも簡単に騙されたのかしら…」 後悔を滲ませながら、Claraは面を上げた。 「真実彼女にその件で責があるのなら、止めさせなくてはなりません。何か私に彼女の犯罪を止めるお手伝いが出来て?」 一体Raminusがどんな手紙を彼女に送りつけたのかは不明だが、事件のあらましを知らないClaraに、改めてLeyawiinの北東部で起きている事件を伝えることとなった。 「…とにかく潜伏先を特定しないことにはギルドは動けません」 「どこで人殺しが罪を犯したと言いました?Blackmarshとの国境付近?」 「ええ。事件はほぼその地域に集中しています」 「魔術師になる前、彼女はそこで暮らしていたはずです」 「場所をご存じですか?」 「…随分と昔のことですから…でも彼女が他よりもそこを気に入っていたと記憶しています。古い砦跡で…」 国境付近は砦が多い。Panther河上流だけでも三つか四つある。 「彼女の好きな人里離れた素朴な場所でしたけど、何という名でしたかしら…?」 Claraはひとしきり記憶を探ってみたものの、答えは見つからなかった、が。 「駄目ね。思い出せない。ですがこれを、私の日記をお持ちなさい。大学時代のことが分かります。砦の名前もきっと書いてあるわ」 Violaがお気に入りの砦跡について語っており、それを自分の日記に書いたのは間違いないと太鼓判を押した。
by yamanobe26
| 2007-11-07 19:00
| Oblivion日記MOD編
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