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クエスト名「Battlehorn Castle(前編)」
栄えある戦士ギルドの本部を擁するChorrolの北、裏山を少々登ったところに質実剛健な偉容を誇るBattlehorn城がある。…遂小一時間前まで知らなかったんだが。現在、このBattlehorn城は賊の襲撃を受け、救援要請が出されている。城主は既に殺され、街の外更には街道から外れた山中の事件でもあり、レギオンやガードは非介入。偶々今期の運営方針を伝えるべく本部を訪れていた私が、ギルドの仕事としてではなく個人的に首を突っ込むことに決めた。ズバリ、欲に目が眩んだ。 Battlehorn城救援の報酬はナンと城の玉座。何故にそんな破格というか脈絡のないご褒美が用意されているのか謎だが、例えこの身が半分神様になってはいても、世俗な欲は生きる糧。こんな美味しい話をフるほど私は世を捨ててない。 …フム。私が地上世界でおおっぴらに活動することはOblivionの侵攻に該当するのかどうか。一度Ocatoの見解を求めたいところだな。 無茶な相続の件は卿の遺言と考えるのが筋だ。よって正統な後継者、世継ぎがいないということになる。こんなに立派なお城なのに。 おまけに賊はおろか人気は全く無し。それどころかほとんど人の住んでいた気配がない。戦力不足で賊の襲撃に抵抗出来ず、城主自らが護りに出て討ち死にしたとすると…ますますもって妙な話ね。 「我々は皆、暗黒の日が続くと思ってました。命を賭して救って頂いた貴女に感謝を。これを、お受け取りください。お知りになりたいことは全てここに」 騎士は書簡を一つ手渡してきて、 「新たなる城主を頂き、貴女を歓迎いたします!」 と、主従関係の契約にしては味気ない歓待の後去った。同行を求める事も出来たが、この調子だとその必要も無いわね。 渡された書簡に目を通すと、Kelvyn卿の遺言を認めたものだった。 “私、Lord Kelvyn、Jarenの息子にしてTrue Hornの騎士を宣誓せし者は、私の死に際し、Battlehorn城と全ての不動産、使用人、家財をこの書簡の所持者に譲渡するものとする。 かくの如き奇妙な書簡はいくらかの説明を要する。我々の絶望が訴えるのだ。Battlehorn城が略奪者の一団に包囲され、誰もが生き残る望みを殆ど失うなか、私はこれを記している。包囲、True Hornの騎士たちの輝ける日々においてさえ僅かな愚痴すら認めなかった私が口にするとは。我々は真に苦境にある。 万一の場合は破棄する指示と共に、私はこの書簡を最後に残った忠臣に託す。私を手に掛けた者が合法的にBattlehorn城の支配を手に入れる手段を提供したのかもしれないが、それは受け入れよう。致し方ない。 新たなるBattlehornの主は、それが誰であれ、誇り高き伝統を持つ要塞を受け継ぐと知る。Battlehorn城は我らが故郷、HammerfellのLainlynを追放されたTrue Hornの騎士たちによって建てられた。LainlynのShrike男爵退位に纏わる戦いで敗れた後、我らの指導者Lord Kainが我らを呼び戻すまでの間、彼は出来うる限り多くのグループに分かれるよう命じた。私の父は、騎士たちがLord Kainの伝令が届くまでの間…伝令が届くはことはなかったが、このCyrodiilの地に移住したグループの一人だった。 長年の末、我れらが少数の騎士団は皆、辞するか姿を眩ました。一人、私の父Jarenを除いて。その早すぎる死以来、私はいつの日かLord Kainと我が偉大なる亡命の終わりを迎えることに希望を持ち、Battlehorn城を維持してきた。 私はBattlehorn城の運命が風前の灯火であるのを怖れる。城それ自体を維持するためにどれほどの財を捧げてきたことか。その壁は未だ堅固で炉は熱を失っていない。悲しむべきことに、それには莫大なコストが掛かり、壁の内にある多数の品々が維持に相応な支払いの為に売り出さねばならなかった。もしBattlehorn城にかつての栄光を取り戻すだけの財を持つなら、父の友人であるNilphas Omellianがローン込みで城の備品を保管している。必要なのは城の負債を返済することのみ、私は彼が品々を丁重に返却することを確信している。 新たなBattlehorn城主に対する私の要望は、True Hornの騎士の誇り高き伝統を支持し、我らが勇猛なる奉職の記録を守り続けることとする” …なるほど。 Battlehorn城のTrue Hornの騎士とやらは落ち武者だ。 LainlynはIliac湾に面した小さな港町だったかしら。そこの領主Shrike男爵に仕えてるのがHorn騎士団。徴税から戦争、防諜よろず何でもやりますの大昔ながらの騎士で有名。こちらは“真の”とついてるから内部抗争に敗れてCyrodiilに亡命したんだろう。再起を願い、この地で時を待っているうちに瓦解。残されたのは城主の子孫のみ。Cyrodiilってとこは騎士より商人のほうが羽振りが良いし、その身分もさして尊敬を喚起しない。致し方ない話ではある。Battlehorn城は山賊の一団に対抗出来ぬほど廃れてしまったが、Lord Kelvynは伝統とその崇高な目的ゆえに城を放棄するわけにもいかず、止むに止まれず誰かに後を託すべく無茶な相続を考えた…か。 早い話が、この城は外から見れば立派でも中身はスッカラカン。相続してもあるのは借金ばかりで、遺言状の持ち主は貧乏くじを引いたも言える。そう美味しい話でもなかったわけだ。ま、山賊退治で城が手に入るんだ、報酬としては充分。返済の方は後で考えよう。 “旨く行ったと思いたいが。分からない。恐らくは他の者にも語らねばならないだろう。だが聞いたところでどんな望みを抱くと?Kelvynには言わねばならない、いつかは。この城の支配を得る時に。彼にはせめて許して貰いたい、父親であることに免じて。 考えを纏めよう。Kain卿が昨夜戻った、他の者が街に出払っている間に。私と誠実な友人であるGarridanがいたのみ…Onsiに感謝を!私は彼に秘密を誓わせた。彼は結果的に我々の行為の責任を私にのみ負わせることになりこの上なく幸福だった。 とどのつまり、私は今以上に他の者に決して知られてはならぬと覚悟を決めさせられた。彼らは主たるKain、そのなれの果てを知ってはならぬ…全てを彼のために捧げてきたのだから! 余人が私の是非を問えるよう、ここに全てを残そう、はっきりと。当初、Kainの到着を伝えにGarridanが私を起こした時には歓喜していた。すぐにGarridanの厳めしい顔付きが何かトラブルがあったと告げていたが、それが何であるか彼は口にしなかった。KainがArielle Jurardを帯同していなければ…Lainlynの不吉と評判の血も凍るBretonのバトルマージ。 KainはArielle Jurardを伴い広間で待っていた。彼は大きな外套を纏い、空模様の良くない夜で驚くことではなかったにせよ、何故、城内でもそれを脱がないのは分からなかった。当初は彼の同伴者を無視して歓迎することにしたが、だが彼が話しをすると、それはかつて聞いたこともないほど辿々しく耳障りな響きを伴っていた。「他の者は何処に?」彼が話したのは只それだけだった。すぐにArielle Jurardが口を挟み、Kainは具合が悪く休む場所が必要だと説明した。 Kainがベッドに入った頃には私は完全に動転していた。彼の歩みは老人のそれで、面と向かってはほとんど話をしなかった。異臭を漂わせ、私の自室で休むまで外套を着たままだった。それからArielleに説明を求めた。彼女にはその意志が見て取れた。彼女の話は身の毛もよだつものだった。明確に記そう、我々と別れた直後Kainは戦争で死んだ、だが彼女の術で命を戻され、Shrike男爵との戦いを再開するために軍を集う予定だと。全てを話すと彼女の瞳は驕り輝いていた…本当に私がLainlynの玉座に死霊術の操り人形を据える彼女の計画に同意すると信じるほどに狂気と悪意に取り憑かれていた!全てはShrike男爵の残酷さのせいとしても、彼は少なくとも人間で、至る日には正統な相続人に位を譲るというのに。 ともかく私は動揺を隠し果せ、彼女の計画に同意を装った。「他の騎士たちには必要だ、彼らに会う前に、Kain卿の…状態…の説明が」私は彼女に言った。「でなければ、予想外の彼に会って残念な結果を導くことになるだろう」取り繕って他の準備が出来るまでの間、彼女にほら穴でKainの面倒をみるよう提案した。私の申し出はそれほど説得力のあるものではなかったが、彼女は疑いを抱くことなく同意した…私にはその悪しき行為で彼女の心が既におかしくなっていたのか判断できなかったが…。 一旦彼女らを放り込んで、Garridanの助力で閉じこめた。Tu'whaccaよ、どうかKainの魂を哀れみください、Arielle Jurardが、彼女の汚れた魂が終わりなき夜でないことを。 私は使用人たちで戸口を塞いだ。これまで訓練室の後ろの通路のことはごく僅かな者にしか知られていない…幸いにもKelvynはその中に入っていない。ほら穴について尋ねる者たちを安心させるために何か物語を創らねばならない…でなければ真実を話し、責任を負うかだ” Arielle Jurardって… あの可愛い顔してやることはエゲつないAnvilのバトルマージか!! 彼女がネクロマンサー!?
by yamanobe26
| 2007-10-17 15:58
| Oblivion日記MOD編
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