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クエスト名「Wisdom Of The Ages」
聖騎士のブーツを回収後、Cyrodiilを東西に分けるNiben河を渡って東へ向かい、Black Woodの森に入った。次なる聖遺物探索は盾。修道院のやさぐれ騎士団の一人、Sir Henrikが教えてくれた。Sir Henrikは内戦終結の後も聖遺物探索を続けた騎士。 “君がJulianosの教えに従うなら、聖騎士の盾を見つけることが出来るかもしれない。私は騎士団が崩壊して、一人で出発した。長年の探索の後に盾を見つけ、安全に保管する為にFort Bulwarkに持ち込んだ。で、二、三の信用できる友人の力を借りて、盾を永久に保管しておく作業を始めたんだ。仕事を終わらせる事は出来なかったよ。私は砦に盾を収めたが、不正に使おうとする者たちから守って死んでしまった。結果は見ていないが、私がいなくても他の連中が続けてくれただろう” 「つまり、盾はFort Bulwarkにある?」 “Black Marshとの国境近く、Cyrodiilの南東だ。全て計画通りなら、今も厳重に保管されているはずだ” 「了解」 “自分を信じろ、知恵を賢く使え。君は無事にたどりつく。そして盾は君のものだ” Sir Henrikは透き通った頬をゆるめた。 聖騎士の盾を持つ者にはNine Divinesの一柱、Julianosの加護がある。 “歴史と知識は彼の領分だ。知恵と論理の神だな。我らに教えたまう。真実を知り、法を守り、迷えるときは賢しこき者に知恵を求めよ” いきなり召喚された6号のお仲間が出迎えた。 さすがに馬とDaedrothでは勝負にならない。 野良魔術師が砦に住みついてたか。ちょいと油断したわね。野良を振り切った後回り込んで砦の裏山に向かい、セッテを残して再び単独で門へ。斜面を歩いてると急に雲が切れて青空が覗き、周囲は色彩を取り戻していく。この辺りは天候が激変する。雨も上がって見通しが利くようになったので、野良どもがこちらに気づいて迎撃に来た。魔術師のくせに血の気の多い連中だこと。 「どりぁあ!」 あれ? 野良を一人倒したところで不意に身体に力が入らなくなった。なんだ?どうした私の身体。 何?スタミナが…回復しない? そんなステータス異常の呪文は受けてない… …まさか!? …呪いだわ。Stendarrの呪いの効果ね。 くそぉ、完全に抜かったな。Chorrol教会で呪いを受けてから一度も戦闘はおろか運動らしい運動もしてないので気づかなかった。スタミナの消費が激しい。回復も遅い。迂闊に飛んだり跳ねたりできないし、無理をすると気絶しそう。 大学へ戻れば何とでもなるだろうけど、ここまで来て引き返すのも…ねぇ。 …なんとかなるか。狭い砦内で跳ね廻ることは滅多にないし、魔法を主体に戦闘すればスタミナはさほど消耗しない。 行けると判断して砦に入ることにした。熟慮の結果だ、面倒臭いからじゃないぞ…とどこかの誰かに言い訳しつつ。 はぁ…結構しんどいわね。 どいつもこいつも召喚術を使いやがって。それも上級ばかり。死人使いではないのでさすがにアンデッドは呼び出さないが、三人もいると狭い通路内は大型の怪物だらけ。倒しても次々と召喚するからキリがないし、巨体で道が塞がって術者を狙えない。広域魔法を使っても術者まで届かないので突破するには武器を使うしかない。剣を振るたびにスタミナがみるみる減っていくのが怖ろしい。ご免なさい。呪いなめてました、私。 上の屋内橋を渡る途中に開かない鉄柵の扉があり、橋を渡った先の開閉装置のある部屋で書簡を見つけた。伝聞、手紙だな。 “Acolytesへ 盾はここにある。そう分かってはいるものの見つかっていない。 砦の掃除は終わったが未だ手掛かりがない。間違いなく、盾は我々のような者の眼から 、その秘密を知ろうとする者から護る意図で隠されている。 下部区画に通じるゲートはもはや足止めにはならない。通り抜けたければ壁際の蝋燭に気付くことだ。 我々が成功するには砦を何としても守らねばならん。誰も立ち入らせるな。いかなる敵も生かしておくな” …おやまぁ、そうだったの。ここの野良たちも盾を狙ってるんだ。 これを読む限り、連中もまだ見つけていない。Sir Henrikの造った仕掛けってのを突破できずにいるんだろう。蝋燭に注意ね。 壁際の蝋燭でどのスイッチを踏めばいいのか分かる。蝋燭が左に一つあれば左側から1番目の踏み台を通ればいい。右に二つなら右から二つ目、つまり真ん中だ。野良たちが目印に置いたんだろう。 全てのスイッチを踏むと扉はあっさり開いた。 下の区画に入って少し進むと牢獄に出た。牢内は閑散としていたがRedguardの男が一人だけ押し込められていた。暗がりに濃い肌色は判別しづらいが、かなり鍛えた体つきなのは分かった。 「助かった、君に感謝を。連中にどのくらい閉じこめられていたのか、分からなくなっていたよ」 牢を開けてやるとRedguard特有の精悍な笑顔を見せた。 「…あなたは?」 「Sir Thedret。聖騎士の盾を探しにきたんだが、待ち伏せにあってしまった。あの…卑怯ものどもに。その後ここに閉じ込められていた」 Sir…騎士か。 「そう。こっちは聖騎士の復活に盾が必要なの。悪いけど貰ってくわよ」 Sir Thedretは少し逡巡して顔を上げた。 「私は長い間ここの悪党どもの虜になっていた。連中は盾の手掛かりを知りたがっていて、私に協力させようとしていた。拒否すると監禁され、出るのは拷問の時だけだ。連中が私から得たものはない」 すぐ近くで真新しい血糊が滴った拷問部屋を見た。 「…大丈夫?」 精悍な笑みは苦々しく変わった。 「君の期待には添えないな、一緒には行けまい。酷くやられたよ…休まないと。身体が戻ったら、まず君のところと合流することになると思う」 この人も私と同じ理由で盾を回収に来たんだわ。騎士団に加わってくれるのか。 「君は一人で進まなくてはならん。だが、私が得た知識は役立つだろう」 「何か知ってるの?」 「ここを探し出す前に、少しだがこれを造った者たちを調べてみた。盾を安全に隠しておけるように設計されているな。見つけた書籍の一文がある。“Guardianの目が汝に注がれる時、Julianosは汝を栄誉を与える”」 「…どういう意味なの?」 「確かなことは何も。ただ、この遺跡を安全に抜ける手掛かりになるとは分かった。話したのは君一人だ。これが君の助けになればいいが」 「ありがとう。あなたも気をつけて。傷が癒えたらWest Wealdの修道院で会いましょう」 Sir Thedretと別れて更に奥を目指す。途中の部屋でまた書簡を見つけた。 “囚人は非協力的なままだ。 奴が単独で来たのは疑いようもなく、助けも来ないようだ。何を知っているのか明らかにしない限り、奴を始末することになるだろう。払いは非常に高くつくに違いない。が、奴はまだ耐えている。 もう一周与える。もし盾の手掛かりを得る役に立たぬなら、奴は処分される。望みうる限りの苦痛をもって” ヤクザ顔負けじゃない、嘆かわしい。 こういったことにギルドの知識や技術が使われてるのかと思うと、TravenやCarahilがこの手の連中の根絶にやっきになるのも分かるわね。 力に善悪はないとか屁理屈つけてギルドに喧嘩売ったジジイもいたけど、力を過った方向で使えば世が乱れ、不幸を呼ぶのは当たり前。善悪なんぞ問う以前の話で理解出来ない奴はただのアホだ。ここの連中も似たようなもんだろう。 中央の階段は上に向かっていて、扉が一つ。中階に石棺らしきものが一つ。階段を登ると足踏みスイッチがある。踏んでみたが特になにも変わらない。石棺の中には髑髏が一つ入っていた。広間の周囲には左右に四つずつ同じ石棺と彫像があり、彫像は背中を向けている。 凝った仕掛けではあるけど、やることは単純作業だ。結局のところ、あまり知恵を使う類のパズルはなかったわね。
by yamanobe26
| 2006-12-12 17:55
| Oblivion日記外伝
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