Simらしのなく頃に+Oblivion日記

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OBLIVION日記外伝その22

クエスト名「Knights Of The Nine~Pilgrimage」
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昨夜の嵐が嘘のように晴れ上がったAnvil。
ここ数日空の案配が悪く家から出歩かなかったが、今日はお洗濯日和。
日差しも麗らかで、背伸びしつつ外に出ると教会のほうで何やら人が集まってる。見ると老人が一人聴衆を前に声も枯れ枯れに説教をしており、行き交う人達が脚を止めて注視していた。なんでこの好日に。辛気くさいわねぇ。


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“聞けよ!Cyrodiilの子ら!”

“そなたらの周りのいる知恵者たちが、そこに描かれた真実を見る為に天空に眼を向けられぬよう、うんちくでそなたらの頭を重くする!”

“ああ!哀れなるかなTamriel!小競り合いと小さき者たちの中にあり、そなたらのDivine Crusaderはいずこに”

“誰がOneとEightを名乗り出るのか?誰が聖なる翼なきUmarilへの復讐の任を全うするというのか?”

“Nineを名乗る者は誰もおらぬのか?”

“古の騎士が求めた如く、Pilgrimの道を行くものは誰かある?”

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聴衆の中には隠れガードのGoganの姿もあった。
「Gogan、誰この人?」
「皆、予言者の話で持ちきりだよ。教会への襲撃で皆、とにかく何でも信じるものを求めてるんだな」
「予言者?」
振り向くと教会の玄関にガードが張り付いていた。…教会が襲撃?
「奴は8人の賢者を斬る。BlamerのPelinal、人間の勇者だ。警告を残したが散ってしまった!憶えてないか。Umarilが戻ったのさ。Cyrodiilの昔日にBull of KyneへPelinalの頭が予言したように」
…?
伝承かしら?
私、この国の人間じゃないからさっぱり分からないけど。
Goganはこちらにお構いなしで天の声を聞いた神父のごとく厳かに続けた。
「予言者は真実を語ってる。これは怖ろしい何かの始まりだ。そんな予感がする」
「…なんか悪いものでも食べたの?」
「彼の説教を聞いてみろ。最初は気が違ってるように聞こえるだろうが、聞けば聞くほど意味が分かってくる」
「…」

老人の説教は口調こそ情感豊かだが、内容は散文的で何が何やら。古の騎士がなんたら、Nineがどうたらで見えてこない。Goganの言うとおり、繰り返し聞いてればそのうち意味が繋がるんだろうが、ま、ガードに聞く方がてっとり早い。

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「胃が強くないなら中には入れんぞ。教会襲撃の調査が終わるまで全てそのまま残せと命じられてる」
襲われたのは本当なんだ。中の惨状が伺われるな。
「不可解だ。どんな奴なら俺たち巡回に見られることなく出入りができるのか、想像もつかん」
ガードは犯人を見てないのか。
背後で預言者のジイさんが咳き込みながらも声を張り上げ続けている。
「多分、あの預言者は正しい。何か邪悪な運命が被ったんだ。教会の通りを跨いで日がな一日説教をしてる。初めはいかれてると思ってたが、今じゃ意味があるような気がしてる。俺もおかしくなったんじゃなきゃいいけどな」
ガードの男は自嘲した。真ん前でがなってるんだ。聞きたくなくても聞こえてくる。職務とはいえ同情するな。
「中、見せて貰うわよ」

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う!
これは、また…
酷い。
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チャペルの中、聖堂は惨たらしく荒らされどこを向いても夥しい血痕が目に入る。何人やられたのかしら。祭壇へ寄ってさすがに目を背けたくなった。杯は血がなみなみと注がれている。
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…文字?
祭壇の周囲の床を虫が這ったような血糊は遊び半分に血で文様を飾ったのかと思ったが、少し離れて見ると血文字だと分かった。読めないわね。ルーン文字みたいだけど。

死人使いの変質者どもにしては念が入りすぎてる。連中は引きこもりのオタで家を飾るの大好きだけど、いくらなんでもこんな足が付きそうな自己主張はしないだろうし。やはりUmarilとかいう奴仕業なのかしら。ジイさんの妄言ってばかりでもなさそうだわね。
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教会を出て予言者の老人に直接尋ねることにした。


f0049366_20585459.jpg「お話し中、失礼」
「ああ、これは。何かいたしましたか?私は取るに足りぬ語り部に過ぎませぬ。私なぞに何用でしょう?」
「あちらで起きたことを少しお伺い出来ればと」
教会を軽く指さすと預言者は顔をしかめた。
「これは始まりに過ぎませぬ。Pelinal Whitestrakeが死の息において預言した如く、Umarilが戻ったのですよ!」
「そのUmarilってのは?」
「翼なき者Umaril!人の隆盛以前に長きにわたりこの地を治めたAyleidの魔術王!彼の者はPelinal Whitestrakeの手で打ち捨てられた!なれどUmarilの魂は生き残り、今また神々への復讐を求めて帰還したのです」

やれやれ。またぞろAyleid王か。おおかた幽鬼の類だな。
それを倒したPelinal Whitestrakeについて尋ねると老人は落胆を隠そうともせずに両手を広げ天を仰いだ。いちいち芝居がかったフリをするジイさんだ。
「古き伝承を記憶する者は誰もおらぬのか…」
溜息一つついて。
「聖Pelinal。伝説のDivine Crusader … 三千年前、Ayleidの支配を打ち破りしAlessiaの盟友。Pelinal、神々の加護を持ちてAyleidの魔術王Umarilと闘い、彼の者を葬りし者!なれどUmarilの魂は生き残り、今や彼の者は戻ったのです!!」
コロシアムに響くアナウンスそこのけ。
「わかった、わかったから、声を落としてよ。…で、そいつが教会を襲ったのね?」
「あなたは何も理解していないのか!?血は語る!!読めぬのなら私が古のルーン文字を読もう!!」
ルーン文字…祭壇の周りの血文字のこと?
老人の声は地の底に響くがように禍々しく変わった。

「“As oiobala Umarile, Ehlnada racuvar”Umarilの永久の力を持ちて、死せる神々は打ち倒されるなり」

…。
周囲は水を打ったように静まり返った。
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「止める手だては」
「ああ、Umarilは止められませぬ。神々の加護無かりせば。Crusaderの聖遺あらざれば」
ふむ。Ayleidが滅んだのはとどのつまり信仰の力による。
Divinesを滅ぼす…信仰を根絶やしにする気なのかしら。それで教会を襲った…か。
そいつは闇雲に闘っても倒せない?

「勇者無くして、神々は力を持たぬ。なれど我々の誰がDivine Crusaderの武器を使うに相応しいと?」
「それが聖遺なのね。それで片が付くの?」
「あなたがPelinal Whitestrakeの神聖な武具を探し求めると?何代にもわたり屈強な戦士が探し求めてきた伝説の聖遺を?」
途端に予言者は懐疑的な眼差しで値踏みしはじめた。
ジジイ、人を見た目で判断するんじゃないわよ。
「あなた、本当に騎士ですかな?」
フン。聞いて驚け。
「Kvatchの英雄の噂を耳にしたことは?」
「でしたら“おお、Kvatch英雄殿!”けして鳴りやまぬ賞賛の嵐に我が一声も加えて頂きましょう。貴女の沢山のファンの誰もが聖遺探索の道すがら案内をかってでることでしょうな」
「まね。今じゃ竜の叙勲の最高位だし」
「勿論そのことは誰も忘れることなどありませぬとも!勇者様!敬礼を。Crusaderの聖遺などという些細な問題は、貴女様の伝説にとってはとるに足りぬ事にすぎませぬ!」
「一応、大魔術師でもあるし」
「そして紛う事なきHannibal Travenの栄えある後継者殿!貴女様の秘密の奥義が失われた聖遺をたちどころに見つけましょう!」
「戦士ギルドのマスターもやってるかな」
「愚かな問いかけにご容赦を、最も敬愛すべきマスター。どうか私ごときが貴女様の聖遺探索の中断させるなどとは…」
「Gray Foxは騎士…じゃないか」
「誠実な泥棒の?そのパラドックスを論じるのはZenitharの僧侶に任せるべきかと」
「…」
「…」
「…」
「…」

「…意外とノリがいいのね、予言者様」
「…」
「“コホン”で、Crusaderの聖遺ってのは?」
「Alessiaの盟友Pelinal Whitestrakeの武器と防具はEight Divinesによって授けられました。彼は単騎でWhite Gold Towerへ乗り込みAyleidの魔術王Umarilに一騎打ちを挑み、彼を倒したのです」
Umarilは帝都に埋まってるAncestorの主か。大物だ。
「残念ながら、Umarilは本当に死んだのではなくNirnの境界の向こうへ放り投げられただけでした」
…それで死なない?まさか…
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「そして今まさに神へ復讐を加える為に戻りました。そのことはPelinal、彼自身によって死の間際に予言されていたのです。真の騎士のみが、Divine Crusaderの聖なる遺物を用いてUmarilを破る機会があると。ですが、ああ悲しいかなTamriel!聖遺は長い世代に失われてしまった。名だたる偉大な騎士たちがしそんじた今、誰に聖遺の探索を為し得ましょうや?」
「どこにあるのかまるっきり分からないの?」
「神々はそれら価値ある品々について洞察を与えまする。何故に?いかにして?御心は計りかねます」
「まぁ、いつものことね。で?」
「私がお伝えできるのは、“コホン”伝統にしたがい、聖遺を求めた騎士達はPilgrimの道を歩むということ。Nine Divinesの聖廟を訪ね歩いてください。順に神々に祈りを捧げ、探索の支援を希うのです。貴女に資格ありと神がお考えになれば、貴女に御印が与えられるでしょう。Nineの祝福がありますように」
…巡礼か。妥当な線と言えば違いないけど。

「さっきの話、Umarilのことをもう少し聞かせて」
「今日ではTamrielを歩く者全ての敵です。かつてCyrodiilを支配した古の種族Ayleidにして奴隷の主の残存。彼はPelinalの手で倒されました。ですがその技を持ってUmarilは彼の愛人の世界へ跳びました。Daedra Lord Meridiaのもとへ。それゆえ彼は殺されることなく、単に放り出されOblivionの海に漂ったのみ」
…やっぱりそういうことになってるんだ。
命を司る堕天の女神Meridia。なんてことかしら。Umarilは不死だ。それも最もやっかいなDaedraご謹製の。現世で打ち破れる武器は片手で数えるほどしかない。


「今まさに、彼の者ははるか昔に自らを滅ぼす手助けをした神々に復讐せんと蘇ったのです」

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by yamanobe26 | 2006-11-27 21:04 | Oblivion日記外伝
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