Simらしのなく頃に+Oblivion日記

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OBLIVION日記外伝その12

クエスト名「The Ultimate Heist(後編)」
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長い迷宮を越えてようやく見つけた入り口は王宮へと繋がっていた。

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わ!やば!
なんてとこに出るのよ。衛兵の寝床じゃない。
姿を消し、熟睡してる衛兵の間を通り抜けて円形の回廊へ。よく知ってる作りだ。王宮に間違いない。
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ん?
あれは…Mothの坊さん。ここがElder Scrollsのライブラリだな。
扉は開かない。どこかに開閉装置があるタイプだ。
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ぐるりと廊下を反対に回ってMoth僧侶の後ろに回るとレバー発見。動かして引き返す。
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ライブラリに入った途端に扉は閉められた。円形テーブルに椅子が一つあり、そこに座ると上の階からMoth僧侶が降りてきて、目の前に巻物を一つ置いた。
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「Celia Camoran。ご希望のElder Scrollをお持ちしました」
なるほどね、こういうことか。私がCelia Camoranに成り代わるって。一瞬礼を言いそうになって口を押さえた。話すとバレるんだったな。
僧が持ってきたElder Scrollを開いてみた。
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…コレが読めるって言うの?あの坊さんたち。なんか嘘くさいわねぇ。

巻物をしまい込んでお宝はゲット。とっとと逃げ出そう。
入ってきた扉は開かなくなっていた。坊さんに言って開けて貰うしかないらしい。話すことは出来ないから無理。他にこの階には扉が無い。螺旋階段で上の階に行くしかないな。
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へぇ、これはまた。ここにElder Scrollsが安置されてるのか。
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見とれていると突然信者の一人が抜刀して攻撃してきた。
バレた?どうして…あ、Celia Camoranは閲覧室から上に登る理由がないからか。まずったな。

すぐに姿を消して廊下へ出た。塔の階段で下の階に戻ろうとしたのだが専用鍵の扉があって降りられなかった。どうしろってのよ。
え~と、Gray Foxが書き記した計画ノートによると…

“巻物を入手したなら来た道を引き返し私に届ける。勿論、計画に何らかの支障をきたす可能性は充分にある。不測の事態に場合は、まさに君の創造性に期待する”

…な~にが創造性だ。あのキツネ男、本当に11年もかけてこの計画を練ったのかぁ?
考えてみたら、脱出のこと全然言ってなかったじゃない。なんてズボラでいい加減な奴。
どうする?鍵を入手するか、どっか他に出口を探すしかないけど。

塔の中を彷徨いて調べてみたがそれらしい出口も鍵もなく、更に上の階に登ることに。どんどん地下が遠くなるじゃない。

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扉が開いてる?
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ここは…バトルマージの執務室だ。あれか、UnderkingことZurin Arctusが使っていた部屋。室内には老年の魔術師が一人。皇帝側近の宮廷魔術師だ。確かギルドから出向で来てるんだっけ。…彼女に頼んで出して貰うってわけにいかないわよねぇ。
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部屋中探し回って、ようやく抜けられそうな場所を見つけた。暖炉だ。鉄格子がはまっているけど下から風が上がってくる。…ここから飛び降りろってか?下、見えないぞ。

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うおおおお!!
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け、結構、高いじゃないのよ。変身してなきゃ相当なダメージ喰らってる。

落下地点はOld Wayの入り口付近。…一体どういう作りになってるのかしら、王宮って?
考えても無駄だな。帰ろ。
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「巻物を入手した?とても信じられん!可能性はほとんど無かったのに。よくやった、よくやってくれた!」
「苦労したわよ、逃げ出すのに」
巻物を得て有頂天なGray Foxに皮肉の一つも言ってやったつもりだが、彼は全く聞いちゃいない。
f0049366_2271952.jpg「私はこの巻物を解読法を学ぶのに7年かかった。それでも私が必死に探してきたものを解読するには時間がいる」
「そう、じゃ私は帰って寝る」
「ああ!君の報酬については考えてる、すまん。君のギルドに対する忠節は忘れていない。私を信じて貰うしかないが」
「お好きに」



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実際のところ報酬に興味は全くないし、とにかく帰って寝たい。
こちらが席を立つと、Gray Foxは急に深刻な表情で懐から何やら取り出した。指輪?
「この指輪をAnvilのUmbranox伯爵夫人に届けて欲しい。私のことは何も言うな。彼女がどう反応するか知りたい。おそらく怒るか、泣くか。もし彼女が尋ねたら、知らない奴が彼女に持っていて欲しいと言っていたと。戻ったら彼女の応対を教えてくれ」
「…自分で届ければ」
Gray Foxは無言で指輪を押しつけてきた。どうにもならなかったとは言え、10年以上も奥さんを放っといんだ。自信がないか。…仕方ないわね。結婚指輪を受け取って物置小屋に戻った。

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翌日、Anvilへ向かい、城を訪れた。謁見の間に入ってみるとベンチには“流れ者”の姿があった。…やっぱり来てたか。夫人の愛情が自分から離れてしまったのか、気になってしょうがないんでしょ。
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f0049366_2215756.jpg「何か?」
「この指輪を」
「これは私の夫のものです!あの人は10年以上も行方知れずなの。どういうわけか、今では名前も顔も思い出せないのよ」
「…」
「どうしてこれを手に入れたの?あの人の居場所をご存じなの?何故、私にこれを?」
「後ろの殿方から」
夫人は驚き、椅子に腰掛けてこちらを凝視してるであろう人物に目を向けた。
悪いわね、Gray Fox。
「夫の結婚指輪。二度と見ることは無いと思っていました。もう彼に二度と会うことはないとも」
夫人は立ち上がり見知らぬ男に向かって二、三歩ほど歩み寄った時、いつの間にか“流れ者”が夫人の前に立っていた。Gray Foxの姿で。
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「Elder Scrollsの力によりて、私はNocturnalのCowlを真に盗んだ者をEmer Darelothと名付ける」
…?何だ、呪文じゃないし。Gray Foxは宣言するかのように文を唱えた。

「あなたはGray Fox!私を騙しましたね!」
「私はGray Foxだが、君は騙されてなどいない」
「何を…」
「私は行方不明の君の夫、Corvusでもある」
Gray Foxは頭巾を脱ぎ去った。
「Corvus!本当にあなたなの?私は10年もあなたの知らせを待ったのよ、何故、私から隠れたの?」
「10年前、私は盗賊ギルドのマスターからこの頭巾を受け継いだ。私が新しいマスターになった。だが、同時にその呪いも受け取った」

“Nocturnalの頭巾を被る者は誰でも、その名を歴史から抹消する”

「一度頭巾を使えば、Tamrielに私を知りえる者は誰もいなくなる。頭巾を被ればGray Foxになってしまい、脱げば見知らぬ者になる。君にさえも」
「それで戻る事は出来なかったと?」
「私は君のすぐ側にいた。それでも君は分からなかった。私は大声で叫んだよ。“ここだ!私だ、Corvusだ!”とね。君は僕を見ていた、頭のおかしな奴と」

Nocturnalの呪いは解けていた。Gray Cowlを脱いだ“流れ者”を夫人は夫だとちゃんと認識している。めでたいことではあるが、それはそれで問題がある。
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「あなたは又私を悲しませるのね。悪名高い犯罪者の首領、Gray FoxをAnvilの伯爵にすることはできなくてよ。あなたがCorvusを名乗ろうというのなら、私がそれを否定します!そうしなくてはならないのなら、陛下の御前であなたを否定します!」
「君が癇癪起こすのは分かってた。そういうわけで友人を連れて来たんだ」
何!?
「今、この瞬間から私は犯罪者としての人生を永遠に捨てる。盗賊ギルドのGray Cowlは新しいマスターに受け渡される」
まさか、填められた!?

f0049366_22211255.jpg「さぁ、Gray Cowlは君のものだ。君が盗賊ギルドの新しいマスターだ」
「騙したわね!」
何が様子を見てこいだ。最初からこの場でケリを着ける気だったんじゃない。気弱なフリしやがって、このキツネ男!
と、睨み付けてやったが、Gray Foxは何処吹く風と笑っていた。
「君は歴史が今夜変わったと知る。Nocturnalの呪いの力は時間自体を改変できれば取り除かれる」
「どういうこと?」
「Emer DarelothがNocturnalの頭巾を盗まなければ、盗賊ギルドはこんな面倒な事になはならなかっただろう。呪いのせいで彼は世間一般の仕事や付き合いはうまくいかなかった。ギルドの看板役を演じただけだ。それは無かったことになる。帝都に行けば、盗賊ギルドがDarelothの廃屋で会館を持ってるのが分かるよ」
それだけ言って、Gray Foxは頭巾を私に握らせた。

つまり何か?とっくにお亡くなりになってるEmer Darelothなる人物がNocturnalの頭巾を盗んだことに…いや、盗んでなかったことにしたって言うの?そんないい加減な事が出来るのか、あの巻物で!?
…あれ?でもじゃ、このGray Cowlは何なのかしら?Nocturnalの頭巾じゃないGray Cowl?

試しに被ってみた。
お?生命探査が使えるのか、これ。

「貴様、おたずね者のGray Foxだな!死にたければ抵抗しろ」
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げ!Lex!どっから湧いて出た!?
「なんで私が?」
「…ならば血で支払ってもらうぞ!」
ちょ、ちょっと待ちなさい!呪いは解けたんじゃないの!?
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「Gray Fox!これは一体どういうことなのよ!」
「お前は悪名高きGray Fox!世界で最も名の知れた大泥棒!」
「な!」
「夫と私から離れなさい、Gray Fox!あなたは悪しき記憶を呼び覚ます!」
「なにぃ!!!」
この頭巾のせいだ!なろ、こんなもの!
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「Lex!私だってば!」
「帝国の力、思い知れ!」
駄目だ!完全に頭に血が上ってる!逃げろ、私!
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結局のところ。
この灰色の仮面はかぶってる時だけGray Foxという全くの別人として認識される。以前と違うのは脱げば元の私としてちゃんと認識されるってこと。つまり呪いは中途半端に生きてるわけで、Gray Foxが行った歴史の改変は非常にいい加減な手抜き工事。Anvil伯爵はろくでなしだと言うのは本当だとよく分かった。誰がこんな頭巾被ってやるか。
帝都のWaterfrontでは初代Gray FoxのEmer Darelothの廃屋がホールになっており、メンバーが出入りしていた。アジトと言うより宿無し連中の溜まり場と言ったほうが正しいけど。
その後、Anvil伯爵夫妻は仲睦まじく残りの人生を送っているが、私は帝都で御用になり、盗賊ギルドでしでかした全ての罪の罰金を精算させられましたとさ。
めでたしめでたし。…くそぉ。


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by yamanobe26 | 2006-09-24 22:26 | Oblivion日記外伝
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