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クエスト名 『ドラゴンの目覚め』
悪徳の街Markarthを尻尾撒いて逃げ出した私は荒野を東へ歩き続け、二日かかってWhiterunへ辿り着いた。内乱、貧困、殺人…余所の街は何処へ行ってもトラブルばかり。結局、このWhiterunが一番安心して暮らせると身に染みた旅でありました。 「結婚式を挙げる気がないなら、せめて指輪は返してよ。出来がいい品なんだから」 「…」 「それ…ホントに私?」 「忘れちゃったの?今まで聞いた中では一番素敵な話だったわ。満月の夜、ホタルの光に包まれながらWitchmistの森で一番大きな木の下…」 「あ〜〜〜〜〜もういい、聞きたくない!」 狼藉、窃盗に続き結婚ときた。もはや弁解する気にもならん。あの晩、私はWhiterunでYsoldaに盛大な惚気話を聞かせたあげく、ツケでマリッジリングを買ったんですと。お相手の彼氏とやら(Samでないことを願いますけど)はWitchmistの森にいるそうな。場所は温泉地帯の南端、Windhelmの近く。む、あの街にはやりかけの仕事が残ったままだ。戻らないと。 あとは符呪と薬類の作成…なんではありますが。Dragonsreachに上るのは何故か躊躇われる。工房には当然、王宮付き魔術師のFarengarがいるのだ。私の懐にはBleak Falls墓地で回収したDragonstoneがある。気のせいですかね、この石版をあの男に渡すとトテツモナイ凶事を招くような… “いいわね、進展してるようで嬉しいわ。私の雇用者達も具体的な答えを望んでいる” ラッキー。工房の中ではFarengarが来客と口論の真っ最中だった。こちらには全く気づいてない。今のうちに用事を済ませよう。 “時間は待ってくれないのよ、Farengar。忘れないで、空想話をしているのではないの。ドラゴンが戻ってきたのよ!” “判った、判った。心配するな。生きたドラゴンを間近で見られるまたとない機会だが…他にも見つけたものがあるので見てくれ、かなり興味深い品だぞ。お前の雇い主も興味を持つだろう…” 「ぅげ!?」 Farengarは有無を言わせず懐から石版をむしり獲った。 「…報酬は?」 「それは首長と相談しろ。執事のAvenicciでも構わん。どちらかが払ってくれるはずだ。結局、お前の情報が正し…」 突っ慳貪に言い捨てるや皮鎧の女に向き直り、彼は再び熱弁を振るい始めた。その時── 厄災キターーーーー!!! 「もう少し真面目に受け止めたほうがいいと思うけど?ドラゴンがWhiterunを襲撃する気なら止められるかどうか判らないのよ」 Farengarは絶対呪われてる。石版渡して数秒で首長の身辺警護即ちSP、Irilethが駆け込んできた。ドラゴン来襲の報にも、只一人小躍りして喜ばんばかり。 買いかぶりも甚だしい。経験たって一回、しかも逃げ回ってただけですし。かと言って本当に交戦したHadvarはRiverwoodだ。今から呼んでも到底間に合わない。躊躇してると、首長はDragonstoneの報酬だと言って、街の土地を買う権利と Blockスキル付きのDwarf製の盾を寄こした。どっちもいらねー褒美ですが、拒否権は無い模様。 (衛兵とIrilethのトンチンカンなやりとりを是非、日本語音声でお楽しみ下さい) 竜は何処かへ飛び去ってしまったのか。不安を抱えながらも、それぞれ散っていった。 「衛兵!ここで何があった!?ドラゴンは何処だ!?答えなさい!」 「伏せろ、ドラゴンだ…まだ近くにいる!!」 監視塔へ近づくと生存者がヨロヨロで入口から這いだして来た。酷く怯え、頭を低くした男がIrilethの詰問に上擦った声で返答した直後、けたたましい角笛の音が響き渡った。 何処から飛来したのか、翼を広げた竜が威圧するかのように頭上を掠めた。 お伽噺さながら、天空の王者と呼ぶに相応しい威容に誰もが気圧される中、いち早く立ち直ったIrilethが兵達に弓射を指示した。相手は空を舞う怪物だ。剣など持って何を呆けていたのか。撃ち落とさんと兵達が一斉に弓を引いた。 竜の口から迸る真っ白な冷気が地上を撫でるや、草木が瞬く間に凍り付いた。忘れもしない、あの時は逃げ込んだ塔の中で丸焼きにされかかったのだ。眼前の竜はそれとは異なる種だ。 「え!?」 「信じられない…お前はDragonbornだ!」 白骨と化した竜の骸を前に、兵の一人が驚嘆の声を挙げた。 「古い言い伝えだ。まだ、Skyrimに竜がいた頃の。Dragonbornは竜を倒し、その力を得ていた。そうなんだろう?竜の力を吸収したんだろう?確かめる方法がある。叫んでみろ…それが証拠だ」 「叫ぶ…?」 「鍛錬することなくドラゴンのように叫ぶことが出来るのはDragonbornだけだ」 叫ぶのは恥ずかしいのでちょこっと声を張り上げてみただけなのだが。途端に自分のものとは思えぬ野太い声が口から飛び出し、驚きとは別の力を受けて兵はグラリ大きくよろめいた。 これは、Bleak Falls墓地の筋骨ゾンビが使ったのと同じ技だ。 未知の力を身に受けて踏鞴を踏んだ兵が、驚きに若干の憧憬が混じりあった眼差しを向けてきた。
by yamanobe26
| 2012-03-09 17:02
| Skyrim日記
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