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クエスト名「Anin Sullia(後編)」
ヴァンパイヤの偽装効果は抜群、おかげでまるで怪しまれることなく、緊張感も皆無でAnin Sullia内をウロウロすることに。そのまま楽勝で最下層Commandエリアに入れるかと思いきや、性悪女Ossi将軍がパスワードと交換条件で給士の仕事を押しつけてきた。 「ホント、何であんなのが上に立ってるんだか」 すっかり仲良くなった落ち零れ吸血鬼Olafも、Ossi将軍の傍若無人ぶりに辟易していた。同病相哀れむ。Olafは新鮮な血を手に入れる方法が他にもあると教えてくれた。 「構わないよな、あんた俺を助けてくれたし。教えるよ。食料庫でボランティアの誰かを餌食にすりゃ血は手に入るけど、あんたちょっと上品そうだもん。内緒だぞ、Kerissってヤツがいる」 「Keriss?」 「多分、魔術師の詰め所で見つかるよ。俺が寄こしたって言えばいい、血をくれるはずだ。いつも新鮮なのを用意してくれるんだ」 結局、“食料庫”で血を入手するのは諦めた。囚人がみんな、眉間にしわ寄せて睨んでくるんだもの。栄養たっぷりで献血してる身分じゃないから当たり前なんだけど。で、狩りの出来ないOlafなら何かアイデアがあるかと相談しに戻った次第。 「我らの偉大なる指揮官様は、わざわざドアを潜って食事を取るなんて面倒なことはしないんだ。彼女は言いたい事は言うが、やるべき事をやる気はない」 「内密で血を貰える?」 「私は幸いにもそれほど几帳面じゃないよ。君が50出すなら新鮮なのを一本提供しよう」 「助かるわ」 50払って新鮮血液をゲット…で、あれはなんなんだ? やばい、やばい。遂、遊んじゃったじゃないのよ。なんかだんだん馴染んで来ちゃってるぞ、私。 大急ぎで食事をデリバリーしたが案の定、トカゲの乾物は「遅い」と文句垂れた。 「いいだろ。仕官クラスへようこそ。これが現在のパスワードだ」 尊大に寄こしたのはパスワードの書かれたメモ。確認してみると、週ごとに変わるのは上の階層と同じ。今週は赤だから“Vulna”だ。 「Commandレベルへ行ったら、階層の責任者に挨拶してくれ、私からだと言って。私が昇進するまでは彼女がここの運営を受け持っていた。私がBarrackへ入るのを禁じてる。もう長い間、地の底に繋がれたまま。あの女は敗者だからな。貧しい才能に相応しい場所を与えてやったよ。金庫番だ」 …本当にムカツク女だわね。自分が蹴落とした前任の司令によろしくですと。 浸水してる?どこからか水音がゴウゴウと響いてくる。 「彼女なら金庫室の警備をやってる。この階層から出るのを許されていない…が、なんとかするだろな、間違いなく」 何かしら? Anin Sulliaの潜入した目的、探しているSanderionの日記はおそらく金庫の中にある。吸血鬼になって三日経った。帰りの行程と治癒に掛かる時間を考えると、余裕タップリとは言えない。少し急ぎましょう。 机の上に広げてあるのは…Black Horse Courierの最新号か。Skingrad失踪事件の続報だわ。…へぇ、私のことが書いてある。 「貴女が責任者?」 「昔はここを運営してたがね。今は、この場所に繋がれてる」 「Ossiに挨拶しろって言われてきたんだけど?」 女将軍は書類から目を上げ、フンと鼻を鳴らした。 「私の後任。鼻っ柱の強い雌犬だ。彼女が後を引き継いでから私はここに押し込められてる。私の人望を怖れているのさ」 「退屈そうな職場ね?」 広い空間を占有するのはこの女将軍と机だけ。周囲は金庫があるだけで話し相手もいない。だが、金庫番将軍は「そんなことはない」と否定した。 「Ossaか。私を出し抜いたつもりだろ。Barrackに入るのを禁じた。私をここの囚人だと思ってる。だが、あの女は宿題を自分ではやらない」 「どういう意味?」 「分からんか?抜け穴がArsenalに繋がってるのさ。知ってるのはごく少数のものだけ。鍵は私が持っている、肌身離さずな」 そう言って満足げにポンポンと胸を二、三度叩いてみせた。 「VulnaかBrideの誰かが書いた許可書を持っている場合のみ金庫を開けて構わん。そうでなければ私がお前を殺してもいいが」 「遠慮しとく」 金庫の中身が持ち出し自由なわけはない。一応聞いてはみたが、やはり上の許可がいる。さてどうしたものか…って悩むまでもないわね。手は一つだけだ。 「私がNight Hunterならどうする?」 唐突な言葉に女将軍はキョトンと一瞬惚けたが、継いで笑い出した。「あんな間抜け揃いがここを見つけられるわけがない」と。 「我々はKa-Valaとペットの子犬を欺いてきた。他に、Verona Bayを監視しているエージェントもいるんだよ」 Verona Bayに監視役、Hardingが見張られてる? 「誰なの?」 問いに答える前に将軍は空気が変わった事に気づいた。 「…ちょっと待て、お前、Night Brethrenでは…」 「ないわよ」 「貴様!チャンピオンか!!」 「正解」 金庫番将軍の言ったことは事実だわ。そのVerona BayのエージェントがOssaへ報告書を寄こしてる。 “報告書:Skingrad Operation 我らの工作員Berra GauntがSkingradへ送られました。手早い資金源として既存の賭博場と拳闘クラブを利用する計画の監督として。例の伯爵が継続して反抗的であるにも関わらず、当初の見込みではこの計画が大成功を収めると考えられました。我らに加わるのを拒む彼の頑くな態度も一日で覆るだろうと。 今のところ、彼は自分と妻の正体が露呈することを怖れている故、我らが表だって戦争を始めない限り沈黙を守るでしょう。その時はもう間もなくですが。 しかしながら、Cyrodiilのチャンピオンの出現が失敗の要因となりました。我らは態勢が整っておらず、Berra Gauntは状況をコントロール出来ると過信しました。チャンピオンはLoose Cannon※危険人物の意です。容易くあしらえる相手ではありません。戦争が温血の指導者たちを打ち砕くまでは各個警戒を怠らないことが重要です” Hassildorが妻帯者だとは知らなかった。奥方も感染してるんだ。伯爵はこのまま見て見ぬフリを続ける気かしらね。…ま、敵にならないだけありがたいと思いましょ。 Brethrenの拠点、新たなBride、他にも様々な情報がある。とりあえず全部頂くとして。お、あった。Sanderionの日記は戸棚の中。 取り出した途端に鐘の音が派手に鳴り響いた。警報が付いてたか。ここまでだな。
by yamanobe26
| 2008-02-23 12:50
| Oblivion日記MOD編
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