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クエスト名「Burden Of Debt(後編)」
回収した私の装備品に紛れ込んでいたBerra Gauntの手紙。間抜けにも本人が落としていったのか、あるいは救いを求めるPotterの妹Ossunaが忍ばせたのか。それは定かではないが、手紙は失踪事件の首謀者が失踪者の一人、Berra Gaunt本人だと明かした。 今は吸血鬼のアジトと化した遺跡に繋がるPotter兄妹の秘密の扉は、地下倉庫入って正面の壁に。脇の燭台を引くと壁が開き、抜け道が伸びている。 Berraは感染していない。Night Brethrenに加わったのは自分の意志。会計役に宛てた手紙によれば、彼女はImmortal Oneと呼ばれるヴァンパイヤロードの“花嫁”になろうとしていた。名はGarn Vulnaという男のようだが、果たして何者だろ。 遺体からはアジトの鍵とSextiusの認め印が付いた指輪が出てきた。Valmarに取り返すよう依頼されていた品だ。 「Valmar、こっちよ」 「チャンピオン!よかった。無事でしたか」 Valmarはおとといの晩から姿を見せなくなった私を案じ、街を捜索していたらしい。 「分かりましたか、Berraや他の人達のこと?」 「えぇ、残念だけど手遅れだった。吸血鬼の仕業よ」 事件の犯人がとりわけ危険な者たちだと知ってValmarは天を仰いだ。 「神よ、御守り下さい。…お分かりでしょう、これは伯爵様にとってとても不愉快なニュースだと」 「そうね」 「僕はすぐに伯爵様と話さなくてはなりません。戻るまでWest Weald Innに居て下さい」 「待って。Berra Gauntが持ってた」 依頼の指輪を渡し、彼女が首謀者で、そして私が斬ったと伝えた。 「彼女は愚かな道を選び、その代償を払ったんです。…父の認め印の付いた指輪だ。可哀想なBerra。お金が必要なら、言ってくれればいいだけだったのに」 ValmarとBerraは姉弟のように育った。手に掛けた私は恨まれても仕方ないが、Valmarは頭を振っり、しっかりとコインを差し出した。 「少ないですけど、これはお約束の報酬です」 「ついでに私のお金も返して貰えると嬉しいかな」 「そうでしたね、どうぞ」 所持金も私のポケットに戻り、Skingradの連続失踪事件はこれにて一応の幕引き。残るは野放しになっているFanteとDice Gangの処分だが。 「伯爵様のお考えを聞かないと何とも。令状が出るまでは手を出さないで貰えますか。公的には彼はまだガードです」 「了解」 バーで一杯やってて下さい、とValmaは駆け足で城へ上っていった。 「やらせて貰ってるわよ」 ジョッキを掲げると、気にせず続けてと隣の席に滑り込んできた。 「伯爵様と話をしました。貴女の知らせにとても当惑されています。ですがご助力には感謝すると」 「ギブアンドテイク。伯爵のモットーでしょう」 Valmar少年はどこか浮かない顔で相づちを打った。 「何かまずいことでも?」 「FanteとDice Gangが逃走しました」 「あら、意外とはしっこい連中だったのね」 「アジトは順を追って軍が掃討します。伯爵様がガードたちに後始末を命じました。 彼らNight Brethrenが何かを画策しているのは明かですが…多分、Hardingさんのほうがよくご存じです」 Hardingがヴァンパイヤハンターのグループに所属しているのは、Berra Gauntの手紙で判った。すでに二度、連中の計画に横槍を入れてるから、少なくともNight Brethrenの動向は掴んでいるに違いない。 随分と張り込んだもんだわ。まぁ、自分のテリトリーで余所者の吸血鬼に荷担してたんだ。伯爵にすれば例え小悪党だろうと生かしてはおけまい。 「Jug Potterと話してみてはどうです?あの人、結構な時間をギャング仲間に付き合わされてますから、少しは情報を持ってるかもしれない」 「Spinning Diceはどうなるの?」 「OssunaとJug、Justには恩赦が出ます。みんな仕事に戻れますよ。ただ、ファイトクラブは閉鎖ですね、永久に」 「しょうがないか。見つかってないNerastrelは?」 「彼の失踪はミステリーのままです。多分、いつかElder Scrollsが彼の身に起きたことを明らかにするんじゃないでしょうか」 Nerastrelは奇妙な実験に取り憑かれていた。やはりそれが原因で自分を消してしまったというのが真相で、今回の一連の事件には関わっていないか。 Skingradへ来た目的を果たす時だ。なれどValmar少年は手にした証書を渡そうとしない。 「用意してありますけど、ただ…」 「ただ、なに?」 「価値無いですよ、これ」 「え!?」 「Hardingさんにもちゃんと説明したんですけどね、証書はSeptim家の崩壊で効力を失ってます」 「はぁ!?」 「でもあの人知ってました。貴女を騙してたんです、一杯食わされましたね。Hardingさんは話した以上にヴァンパイヤたちのことをよく知ってますよ」 「…」 モロに食ったわよ。…よもや証書の件まで嘘っぱちとは思ってもみなかった。あの若禿げめ。 代わりと言ってはなんですけど、とValmarは証書に代えて一振りの剣を取り出した。 「僕からの報酬を受け取って下さい。これは祖父の剣です。チャンピオンが使ってくれると知ったら大喜びします」 「ありがとう」 剣を受け取ると、Valmarは一礼して立ち上がった。 「お元気で」 「貴方もね、伯爵によろしく」 Valmarと別れた後、彼の助言に従いSpinning Diceへ脚を向けた。 FanteとDice Gangの情報を持っていたのはバーテン係のJug Potter。 「彼らを追い出せてよかった。貴女を引きずり込んだことはお詫びしますが、私も家族を護らなくてはなりませんでした」 「構わないわよ。ギャングたちが逃げた先、心当たりがあったら教えてくれない」 「あのOrcたちはキャンプにいた頃の昔話をするぐらいで他には何も。そのうち三つはどっちの方面か教えられると思います」 「お願い」 Jugが地図に印したのは帝都とBravilの間に一つ、Chorrol周辺に二つ。このうちのどこかに逃げ込んでくれていればいいけどね。 Salva Hardingの奴、屋敷の売買にかこつけて吸血鬼退治をさせてるだけかと思ったら、証書までフェイクとは吹いてくれる。ホントに屋敷を売る気があるのか、あいつは。 二人に割り込んでちょいとツラ貸しなとHardingを誘い、ホテルから連れ出した。さすがに人前で話せる内容ではないので場所をオフィスに移し、そこでゲロって貰うことにしたのだが… ゆったりと愛用の椅子に腰掛けたHardingは、慌てることも気張ることもなく、いつもと全く変わらない自然体で謝罪してきた。この男の面の皮は間違いなく鋼で出来てる。 「全部、吐くんでしょうね」 無論、と微笑を崩さず頷いてみせた。 「では、まず私が何者であるのかを話すところから始めよう。私はKirin VanGarffの甥だ」 「じゃ、あの屋敷は…」 「Verona屋敷は私が所有している。しかし私自身はあの屋敷での生活に興味はない」 HardingがVanGarffの身内だというのも意外だが…何故あの屋敷に住まず、わざわざ同じ街に別宅を構えてる? 「私はNight Huntersと呼ばれる小さな組織の一員だ。今もこのCyrodiilに対し陰謀を画策していると考えられる者たち、ヴァンパイヤのカルトを追跡している。そこで我々は貴女の助力を請いたい、チャンピオンである貴女の」 「む…、ストレートにきたわね。なら報酬があの屋敷?」 「私は貴女に屋敷を約束する、それは可能だ。今、この場で約束を守ろう。私は惜しむことなくあれを差し上げる」 ハーディングは引き出しから屋敷の念書を取り出し、テーブルにポンと置いた。 “この書類は、この書類の持ち主が現在Verona屋敷として知られる屋敷の唯一の所有者であることを明記する。 「成功報酬ではなく?…これも何かの罠かしら?」 皮肉の通じる相手でないことは一目瞭然のHardingだが、“えぇ”とあっさり頷いた。 「罠はある、嘘偽り無く。屋敷は強力な魔術の影響化にあり、このままの状態が続けば、何人もあそこに入ることは叶わない」 「呪い?」 「間違いなくNight Brethrenがソレに関わっており、彼らのリーダーが生きている限り呪われたままだ」
by yamanobe26
| 2008-01-29 20:24
| Oblivion日記MOD編
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