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クエスト名「The Scroll Of The Arrow-proof Monk」 教会の僧侶Jean Lucから一つ仕事を頼まれた。世界の終わりを知るが如く深刻さで。 「あるいは君が予言の示す者なのか…Scroll of the Arrow-proof Monkについて聞いたことはあるかな?」 「いえ」 「私はもう随分と長くこの巻物を護ってきた、歳を忘れるほどに。もしこれが誤った者の手に落ちたなら…」 「落ちたなら?」 Jean Lucは声を詰まらせ、後の言葉を飲み込んだ。 「…機が熟せば、“耐矢修道会”はその秘密を明かすだろう。未だ世界はそのような力を受け入れる用意が出来ていない」 「…」 「君はこの仕事に値すると古き者たちが語っている。私に代わりこの巻物を護ってはくれまいか?」 「いいけど…」 「古き者たちが君を信頼しているのだ。さあ、この巻物を」 これが君の運命だと語る予言者の威厳を持って、Jean Lucは古びた…というほど古くもない巻物を差し出してきた。 「常に眼を見開け。君が護る古の価値ある知識を手に入れる為に、いかようなこともする敵があるのだ。もし君が大いなる責任に疲れ果てたなら、私にそれを返すやもしれん。その時は私がその重荷を再び引き受けよう。さらばだ、友よ」 何寝言いってんだか、このパラノイア坊主は…と思いきや。 “矢に耐えるモンクの巻物”。こんな胡散臭い巻物にマジで狙われる価値があるのね。襲ってきたのは、一般人な格好をした暗殺者。懐から依頼状が出てきた。 “私はScroll of the Arrow-proof Monkの回収に対し、報酬を約束する。それは一人の人間の命より何倍もの価値がある。必要とされるいかなる手段を用いても巻物を入手せよ、さすれば金で膨れた立派な財布を与えよう。 首尾良くいったならば私の代理人とコンタクトをとれ。 これを読んだ後は破棄せよ。 AT” 依頼人はAT…Arvas Telvanniか? 不死の肉体を作り出す秘術とくればネクロマンサーならずとも興味はある。さすがに手口が穏やかじゃない…って言いたいところなんだけど、Arvas支部長、それに私の出身地Vvardenfellではこの手の秘術の奪い合い、騙し合いは日常茶飯事なのである。これだけで聖域を使ってるのが支部長だとは決めつけられない。 ふむ。一体何が書いてあるのかしら、この巻物… “ラーメンスープの製法 永遠の命への秘訣 医者に見せる…その考えは捨てろ 日にリンゴを一つ…” クエスト名「The Bartholm Courier」 領主Serverus Victrix伯の居城。 伯爵とはガードの話だと午後1時~8時まで大広間で謁見出来る。伯爵は夜型人間らしい。 伯爵はNordだ。間違っても“いい肉体をしてる”なんてすれ違い様に声を掛けそうもない、貴族然とした北方人。傍らに立つのはご子息、ご令嬢。両方とも父親には全く似てないわね。 冒険者のマナー、御用聞きに仕事はないかと尋ねると、伯爵は捜し物を探すかのように頭を巡らせた。 「実のところ、多少の助力を頼める。配達人を探していた」 「物件は?」 「幾つかの公式文書を、Slartholmの総督に。私に代わりこの書類を届け、サインを持ち帰れば十分な報酬を出すとしよう。どうかね?」 「では、挨拶代わりに」 「結構だ!総督のサインが必要な書類はここに。Slart島のSlartholm村でAugustus Victrixを探して貰いたい」 年がら年中殺し合いばかりやってると、郵便配達なんて真っ当な仕事が新鮮に感じるもの。妙にウキウキしてくる。 侵略戦争は遠い昔日。戦争狂の集まり、帝国も今では境界の曖昧な小島や僻地に入植者を送り込んでチマチマ領土を拡大してる。どの辺りにあるのか知らないんだが、Victrix伯もSlart島に植民していて、島の開拓拠点をSlartholmと呼んでいる。 通りの“肉屋”、Filthy Fargusが言うには「島では傭兵部隊の新兵を募集中」だそう。つまり島はまだ開拓途中だ。 キャビンに立つ船長は、俺様が聞くのは波と潮風の声のみ、という俗世に背を向けた潔い海の男、Blackdog McGee。猫だけどね。 「荷物は女一人。頼める?」 「いいとも!船倉へどうぞ、どこで寝ても構わんぞ。船は間もなく出港だ。お前さんの背中に良い風が吹きますように!」 運賃を払って下へ降りると、一応居住出来るようになっており、愛らしい羊たちが客を和ませる。リンゴ持ってくればよかったな。 羊と戯れている間に船は出航。一眠りする間もなく目的地、Slart島へ到着した。 小島であるから規模は大陸であるCyrodiilは勿論、Vvardenfell島、Shivering島と比べるべくもない。只、平地が多いのだ、Slart島は。広々とした平坦な盆地のあちこちに農場が建設されている。これだけ広い農地は見たことがない。なかなか眼が利くわね、Victrix伯は。 「もう二度とMaormerが村を襲撃しないでくれると嬉しいんですけど。生き残るのは無理でしょうねぇ」 「Maormer…?」 Summersetの更に南にある霧に覆われたサルガッソ、Pyandonea。Maormerはそこからやってくる。古Elfから別れたAltmerの分家筋で大昔よりSummersetへ侵攻し、数百年も島の沿岸を占領していた。…このSlart島は予想よりずっと南にあるんだわ。 日も落ちてきたので、総督Augustus Victrixを訪ねるのは明日に回し宿へ入った。何故かJones Lodgeの女将Friedaによ~く似たFreda the Plainなる女に部屋を頼んで一杯やっていると、同じテーブルにガード装備を纏うOrc女が腰掛けた。 彼女は傭兵部隊の司令Major gro-Hammerだと名乗った。 「私たちは戦ってる、最初の入植者がSlart島に上陸した日からね。連中は五人編成で襲撃してくる。戦士、術者、射手の混成部隊よ。率いているのはOrgnum Thrasという名の強力な魔術師」 Orgnum ThrasはMaormerの王、古エルフの一人だと言われている。 「Orgnum ThrasはSummerset島への足がかりとして、ここSlart島を使う気でしょう」 「まだ諦めてなかったの」 「Maormerは農場襲撃を激化している。私たちで食い止めることが出来なければ、Slartholmが攻撃されるでしょうね」 そしてSlartholmが落ちれば、Summersetに危険が及ぶ。記録ではMaormer艦隊は300年ほど前に壊滅したことになっている。艦隊の再建が事実なら、田舎領主の手に余る事態なんだが… 「もし貴女がBartholm傭兵部隊で職を探してるなら…仕事はハード、払いは最低、しかも生きてればの話。サインするなら特典として素敵な制服を、万一作戦終了まで生き残ってたら適正な報酬を約束するわよ。どうかしら?貴女は生まれながらの兵士、でしょう?」 そう言ってgro-Hammerはニッコリ笑った。
by yamanobe26
| 2007-12-10 16:20
| Oblivion日記MOD編
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