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クエスト名「Through The Fringe Of Madness(後編)」
深夜の狂気の門前。 暗闇に佇む影は山のような大男と枯れ木一歩手前の老女。 「お前に会うと私の冷えた心が温まるの。何故、あの人は私たちを見捨てたのかしら?」 老女は取り乱し始め 「ご免なさい、坊や。私にはどうしようもないの。もう行かなくてはいけないわ」 切なさ爆発、涙をこぼし 「離れて、私の涙はお前を燃やしてしまう!覚えていないの?後ろに下がって、坊や!」 愛しい幼子を手で払いのける。 似合わない闇色のドレスを纏う老女は涙を拭ったハンカチーフを投げ捨てて、その場を歩き去った。口のない大男は只それを見送るのみ。 お涙頂戴だな。まさに文字通り。 大男は突然闇の中に現れ、ハンカチーフを拾った“若い”女に手を伸ばしたが、女は現れた時同様、光を残して再び闇の中に姿を消した。 翌日も雨が降り続く。結局鍛冶屋のみつからなかった私は女将のDredhwenからrepair hammerを買い占めて、部屋に籠もって装備の修復に勤しんだ後に街の探索、そして早めのご就寝。翌日、疲れもとれてスッキリ爽快に目覚めると、外は雨が上がっていた。決戦の朝だ。 早朝からJayredの家を訪ねると彼は起床しており、その作業も終わっていた。 “骨派”Jayredが“肉と骨の庭園”で手に入れたGatekeeperの骨から削りだした特製の矢。私の取り分は20本。そんなにはいらないんだが。“肉派”Relmynaの涙は3本分しかない。 「大丈夫、勝てるわよ」 装備を弓に持ち替え、待ち受けるGatekeeper目掛けて駆け出す。 「お前さん、いい骨してるな」 「ありがと」 彼はGatekeeperに縫い込まれた鍵を取り出す栄誉は私に譲ると言ってきた。ありがたく受けましょう。継ぎ接ぎだらけの身体にはManiaとDementia、“熱狂”と“痴呆”の2本鍵。鍵を取り出すと、目の前で影が揺らめき老人が現れた。Sheogorathの家令、Haskillだ。 「どうにかGatekeeperを倒すことが出来ましたな。残念」 人を食った爺さんだわね。 「さて、これで貴女達は正式に“世界”の入ることができます。扉が二つあることにお気づきでしょう。一つはManiaの土地。もう一つはDementia。どちらでもお好きなように。違いは明確です。ですが、どちらもSheogorathの領地」 「後はどうするの?」 「貴女はSheogorath卿をお捜しでしょう。あの方も貴女に御用がある模様。失望させぬよう願いたいものですな」 狂気の門の向こうは二つの土地に別れている。ManiaとDementiaは街の名ではなく、地方や国のような区分を指す。明確な境界があるのかどうかは分からないが。どっちへ行くかは自分の好みでいいそう。 「申しましたとおり、あらゆる選択には結果がつきものです。まぁ、それほどご自身を困らせるというものでもございません。“世界”に入る者全てが永遠に変わってしまいます。ですが、幾人かはそれを良かれとお思いになる。少なくとも彼らには良い部分があるということですか」 「…Dementiaって?」 「Dementiaの土地は住人の暗い側面を反映しております。土中より伸びる根の縺れる道は容易く迷います。Dementiaの民に会う気であれば、DeepwallowまたはFellmoorでお捜しなさい。彼らは貴女のような方でしたら諸手を広げて歓迎するでしょう」 「Maniaのほうは?」 「Maniaは明るく、活気があり、そしてフルカラーです。土地柄を反映した住人が見られます。Maniaの民に会いたければ、HaleとHighcrossの集落がよろしいかと。なれどご注意を」 「?」 「Maniaの民と産物は彩りがありますが、多少危険です、致命的に。貴女ならば扱えるとは存じますが」 「気を付けましょう…そうだ。New Sheothっていうのは?」 「それは、ええそうです、Shivering島の首都。BlissとCrucibleそれにPalace地区に別れています」 「Sheogorathがそこに?」 「あの方は貴女に御用がありますゆえ、すぐにお話すべきでしょう。New Sheothの宮殿でお会いになれます。Sheogorathを待たせるのは得策ではありません。彼は移り気で気まぐれです。貴女がもはや必要ないと決定されたら、それは貴女にも損害でありませぬか」 話が済むやHaskillはさっさと消えた。実直というか、遊びがないというか、かしこまった爺さんだ。 JayredはDementiaへ向かうみたいだけど、私は地味が嫌いだから当然、進む先はManiaの門だ。
by yamanobe26
| 2007-04-09 17:57
| Oblivion日記SI
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