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クエスト名「The Ultimate Heist(前編)」
「そのチャンピオンってのやめるように言ってくれない」 「貴女はTiber Septim陛下によって賜る輝かしき帝国騎士の位、竜の勲位の中で最高の地位を得たのです」 「おかげで自分の名前も忘れそうだけど」 「栄誉じゃありませんか。他には史上たった6人にしか与えられていないのですから」 勇者だの王者だの呼ばれて嬉しがる女がどこにいる。“よそ者”のほうがまだ気楽だ。 Gray Foxの最後の仕事に備えて王宮を下見していた時。誰もいないはずの議会堂に只一人、宰相のOcatoが席に腰掛け、高い天井を見上げていた。現在、帝国は難しい舵取りを迫られてる。Ocatoの考えることは多い。この先、こちらは更に追い打ちを掛けるが如く悩みの種を増やそうとしているわけで、少々心苦しくはある。考えすぎて禿げなきゃいいけど。 「またぞろGray Foxからのメッセージ」 「どこにでも現れるわね」 「Gray Foxは会見をお望みだ。Elven Garden地区のOthreloの家へ出向いてくれ」 「ご苦労さま。すぐに向かうわ」 さぁ、いよいよだぞぉ。 「待ってたよ。座ってくれ」 Gray FoxはOthreloの家で食事の用意されたテーブルを前にお行儀よく座っていた。生活臭のある景色が実に似合わない。 「最後の大泥棒の準備はいいか?これは大一番。向こう数十年は語り、書き継がれる仕事になる」 「そうかもね」 「王宮からElder Scrollsの一つを盗み出す。挑戦する用意はできてるな?」 「見合う報酬があるの?」 「買い手はいない。金ではなく栄誉の為。伝説に名を刻むのさ。勿論、私はこの巻物を個人的に必要としてる。報酬に関しては、私を信用して貰うしかない。計画が旨くいけば、君は単なる金を遙かに超える価値の報酬を得るはずだ。どうだ?」 「いつからはじめる?」 「結構!私はこの仕事を計画して11年を費やした。Savilla's Stoneが必要な最後の情報を提供してくれた。Elder Scrollsは破ることの出来ぬ扉の向こう、王宮に保管されている。Savilla's Stoneがこの扉を迂回する道を明らかにした」 「抜け道がある?」 「君はOld Wayを行くことになる。その昔、皇帝の脱出経路として使われたが何世紀も忘れられていた。入り口の封印を解くには王宮の地下に侵入してGlass of Timeを動かさないとならない。帝都の下水道に入ってくれ。下水道の特定区画に入る鍵はここに。私がOcatoのポケットから拝借してきた」 おやま、可哀想に。 皇帝の脱出経路って…あの道ことか? 「Old Wayに入ってからは?」 「Savilla's Stoneの占いで手掛かりは得たが、詳細は分からない。障害自体は不明でも、必要な道具は分かる。Boots of Springheel Jakは届かない場所にも飛びつけるようになる。高所からの落下も守ってくれるだろ。Arrow of Extricationは最後の扉を開けるただ一つの方法だ。両方持って行くといい」 「それで全部?」 「王宮に侵入したら閲覧室を見つけなくてはならない。そこで盲目の僧侶が君にScrollを届けるはずだ」 「え?」 「私が有名なCelia CamoranにそのElder Scrollを読みたがるよう仕組んだ。どうやったのかは聞かないでくれ。だが、彼女は…まず拘留されるだろうな」 …どういう意味だろ? 「君は彼女にとってかわる。僧たちとは話すな。彼らは目隠しをしてるから、君が話さない限りそこにいるのが彼女でないとは分からない」 「なるほど」 「ギルドのマスターとして、この仕事では誰を殺しても代償は免除する。だが君の首に賞金が掛けられるのは止められないぞ」 「注文が多いわね」 「その為にこのノートに書き留めておいた」 Gray Foxから計画を記したノートと下水道で使うという鍵を受け取って話し合いは終わり。 「君は最高だ。だから君を選んだ。幸運を」 Gray Foxと別れて一旦Waterfrontの物置に戻った。帝都の地下区画は大陸最大のダンジョン。下水道も危険だが、王宮の真下、帝国の基幹部はAyleid遺跡が残ってるはずだ。そうなら死霊どもが彷徨いてる。戦闘を考慮してそれなりに準備しないと。Arrow of Extricationを使うには弓もいるだろうし。 宮殿の中にさほど衛兵がいないのは確認済み。暗がりだし巡回兵にだけ気を付ければ地下への侵入は簡単だ。簡単すぎてここが帝国の最重要施設だなんて思えないくらい。 下水道の扉は開閉機構を作動させないと開かないものが多いので慎重に進む。桟橋で飛び降りたらレバーは上だった、なんてことになると非常にめんどい。 汚水の溜まった井戸を進んだところでOld Wayの入り口を発見。さて、ここからが本番。 いきなり団体さんの御登場。 扉の向こうは予想通り遺跡。暗がりに蠢く死霊たちがてんこ盛り。多数で通路を思いっきり塞いでる。…盗賊向きの仕事じゃないんじゃない、これは。 左右の壁に設置されたボタンを押すと閉じていた鉄柵の扉が開き、その先のAyleidの紋章の入った扉を抜けて基幹の中心部へ進む。 帝都住民は、自分たちの住んでるすぐ足下が大迷宮で、百を優に超える死霊で埋め尽くされているとは露ほども知らない。軍も知らないだろう。これで侵略戦争ばかりやってきたんだと思うと泣けてくるわねぇ。 ふむ、これだけの施設だ。まだ他に大袈裟な仕掛けがあると思うんだが。 Arrow of Extricationは一本しかない。外すと一々拾いにいかなきゃいけない。矢は魔法と違って直進しない、原始的で野蛮で粗雑な武器だから、少し上、頭辺りを狙って… 像がせり上がって入り口らしきものが見える。脱力するほど無意味なギミックだな。 これで長かった迷宮攻略も終わり、と一息ついて階段を登ったところで更なる余興が待っていた。 ヘトヘトで到着した、ここが王宮の入り口。
by yamanobe26
| 2006-09-22 21:26
| Oblivion日記外伝
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