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クエスト名「Allies For Bruma3~The Wayward Knight」
Bruma支援を取り付けねばならぬ最後の領地はCheydinhal。私の故郷Morrowindと隣接し、領主も帝国人ではなくDunmerのAndel Indarys Cheydinhal伯爵。民の事よりその日の夕食のほうが気になる殿様だともっぱらの評判。駄目じゃん。 門の前ではガードが孤軍奮闘中。足下には倒した怪物がゴロゴロ。いい腕かも。 周囲のモンスターを片づけた後、単独で怪物たちと渡り合っていたガード、Amminus Gregoriは不機嫌そうに門を凝視していた。偶々ここに立ち寄ったわけではなく、どうもこの門を監視中らしい。 「あんた、その忌々しい門からは離れてたほうがいいぞ」 「何かあったの?」 「二日ほど前に、Indarys伯爵の息子Farwilが他の連中六人と門の中に入ったんだ。それ以来消息が途絶えてる。伯爵は最悪の場合を怖れてな、もし帰還したら分かるように監視も兼ねてガードをここに配置したんだ。今のところは何もないが」 伯爵の息子が?何でまた? 「現時点で、伯爵は報償をかけてる。息子の救出か…もしくは彼の死亡を確認する知らせに対してだ。もしあんたが彼か残りのThornの騎士たちを見つけたら、ここから出してやってくれ。門が閉じれば伯爵も喜ぶに違いない」 「Thornの騎士って?」 「なんだ、初耳か?Thorn騎士団は本物の騎士をかたる与太モンの集まりだ。二年ぐらい前にFarwilがそのグループを作った。派手な自慢話をでっち上げて吹聴するが、それだけだ。本当の仕事は我々街のガードに回ってくる。連中の事を悪く言いたくはない、何か恐ろしい事がおきていそうだ。自業自得ではあるがな」 Thorn騎士団は、要するに伯爵の馬鹿息子が地位と金にものを言わせて作った私設騎士団。この門のすぐ側にその名のついた宿舎がある。連中、酒場で酔っぱらって嘘っぱちな俺様伝説をぶち上げてるだけならまだよかったが、調子に乗って近所に現れた地獄の門に突入した。そのまま死んだほうが吉…と私は思うのだが。 「Farwilを含めて七人いる。例えはた迷惑な連中でも、怪我や…もっと悪いことになっていなければと思うよ」 「奴らはゴミだ」と斬って捨てたAmminus Gregoriなれど、そこはそれ、余所様の命を守る為におのが命を掛けるのが仕事。ましてや主君のご子息。守るべき者は守らねばならぬ。いいわ。助けることができるなら助けましょう。 私が門のほうへ足を向けた時。 「人づてに聞いたよ。中に入って無事に戻ったってのはあんただろう?」 「…」 「門が閉じるか、中から何か出てくるまで我々は外に残る。Cheydinhalに攻撃が迫ったなら警告しなくてはならん」 「私のことは気にしなくていいわ」 Amminus Gregoriを残して門の中に入った。 何故か門は小高い山の上に出来ていて、降りる道がない。sigil stoneが置かれている塔は溶岩の海に浮かんでるようで、橋のある場所まで降りなくてはならない。適当な場所で飛び降りる以外ないか。 「誰かここに来てもいい頃だと思ってた。何で遅くなったんだ?」 件の馬鹿息子Farwilご本人の登場。噂にたがわぬお馬鹿さんだ。 「Thorn騎士団とかっていうのはあなた達?」 「俺たちはCheydinhalの法を守ると誓った騎士。怖れるものはなく、稲妻のように素早く正確に敵を討つ。俺たちが指導者で沢山の連中が俺たちの仲間に成りたがってる。選ばれた僅かな精鋭だけが常にCyrodiilの国の最も栄えある名誉に加わわるんだ」 …Indarys家ってウチの縁者かしら。こんな馬鹿はいなかったけど。 「ここまで、俺たちはただ七人だが、軍勢のように攻撃をしかけた。敵は俺たちの接近に震え、俺たちの突撃にひるむ。やったぜ!」 FarwilとThorn騎士団の面々は美しい世界を汚すものを成敗する為にゲートに入ったと釈明。Farwil一人でダブルスコアで敵を葬ったが、敵影は途切れず生きているのは自分と相方のBremmanだけだとおっしゃる。…他にも生きてはいるわよ。二人のすぐ後ろにも一人武器を失った男が立っている。ニタニタ笑いで。 結論から言うと、とてもつきあってられない。 「気でも違ってるのか?Thornの騎士は任務が達成されるまで決して引かない。それが俺たちの流儀だ」 話すだけ無駄だわね。Amminus、悪いけど主君のご子息は名誉の戦死。それで納得して頂戴。馬鹿たちを放置して先に進むことにしたが、Farwilが突然大声でまくし立てた。 「さぁ、我が父の名はCheydinhal伯爵Indarys、俺をsigil stoneの前に連れていくことを命じる!」 「なんですって?」 「俺はReman Sweep Formationの使用を提案する。お前は前衛、俺たちが後衛と横腹を守る。前進しかるのちに登上だ、行くぞ!」 冗談じゃない。なんでこんな騎士かぶれの悪ガキの世話しなきゃなんないのよ…って言いたいところなんだが、問題がある。門は山の天辺にあって登る道がないのを思い出した。引こうにも引けないのよ。ち、忘れとけばよかった。 ま、勝手にすればいいわ。後ろから着いてくる分には構わないんだし。 物は試しで敵が固まったところを呪文でもろとも吹き飛ばしたんだが、かろうじて生き残ったりするから、馬鹿はしぶとい。案ずるより産むが易しとはこのことか。 無事に橋を突破に成功し、各人の回復を待って、塔の中に突入した。こっちも敵がウヨウヨしてるが、お荷物が自殺行為に走らないだけマシ。 「よくこんなののお守りができるわね」 「あまり厳しくFarwilを非難しないでやってくれないか」 相方のBremmanの回復をしていた時、彼は随分マトモそうだったので、つい口をついて出てしまった。 「彼が言ってることは誇大な…でっち上げだ。だが、まだ若いんだよ。だから生意気で未熟だ」 「…」 「彼は父親を喜ばせたいだけなんだ。俺は彼が少年だった頃から知ってる。そして彼にはCheydinhalを守るために戦う心があることもな。まぁその心が思い上がりより大きければいいとは思うが」 Bremmanは門に入ってから何が起きたのかを語った。Farwilバージョンではなく。本当に起きたことのほう。 門が開いてから時を置かずFarwilが攻撃を提案し、皆で突撃したがすぐに抵抗にあった。第一波の攻撃で三名が離脱。Farwilの強行で第二波を喰らい更に二名を失った。さすがにアカンと退却を思案中の時に私と出会ったそうだ。 「帰り道のほうが多数のDaedraで妨害されているのが分かった。そこで君に救助されるまで動けなかった。見る前に飛ぶのはFarwilらしいが」 帰り道を確認せずに下に飛び降りたわけか。もっともあの山に帰り道はないけど。 「俺たちが街のガードの分隊を連れてきていれば、sigil stoneを最小限の損失で得られたかもしれないが、それよりもFarwilは自分の主張を通したかった」 「何を?」 「ガードとThorn騎士団は毎度争ってる。彼らは俺たちには無理だと思っていた。で、Farwilは彼らに見せてやりたかったのさ」 「…」 「まぁ、責任は俺たち全員にある。だが今現在、それは重要じゃない。俺たちは俺たちの旅を終わりにしなくちゃならない、石を手に入れる。俺たちを助けてくれ」 「…お人好しね、あなたも」 Bremmanが語るFarwilの話は理解しがたいし、したくもないが、Farwilを助けずに戻れば伯爵との交渉に差し支えが出る…そう自分に言い訳しつつ回復呪文をかけて廻る私もお人好しか。結局、Bremmanの気持ちが分かってしまうのだ。助けてあげましょう。 私たちは塔を上り、敵を撃破し、sigil stoneを回収して帰還した。 「やりやがったな!出来るとは思ってなかったよ!」 「ただいま」 Amminusは笑いながらFarwilと話をしてやってくれと頼んできた。無視してたんだけど、仕方ない。 「俺たちは成し遂げた!…ああ…そうだ…勝利を再び手に入れたぞ!やったぞぉ!」 一人Farwilは有頂天。ホント馬鹿ね、コイツ。 生き咳き込んで寄ってきた。うっとしい、近づくんじゃないわよ。 「善と悪の戦いに勝利した今、この最高の日に、君は父上と話しに行かなくては。父上はOblivionの門を閉じ、俺に付き従い帰還したことに莫大な報酬を与えるはずだ」 言われなくたって伯爵には要があるのよ。…そういえばこの馬鹿の救出に報償がかかってるとかAmminusが言ってたっけ。 「君は俺たちを勝利に導いた、よって君にThorn騎士、名誉職の称号をここに与える」 は? 「君の名は崇められ、その行為は来る何代にも渡り、最も偉大な詩人によって語られる詩に収められる。おめでとう!」 Farwilは懐から紐付きのでかくて、無様で、みっともないメダルを取りだして私に握らせた。 「Thornの騎士として、君が今よりこの騎士爵位の証を帯びることを期待している。誇りを持って身につけたまえ」 …即刻、物置行きだな、これは。 Cheydinhalの街に戻り、Indarys伯爵に子息が無事であることを伝え、Brumaの支援を要請する為に登城した。FarwilとBremmanは街に入った途端に彼らの実質的な本部である酒場に直行。彼らの事は忘れるのが精神衛生上一番いい。 「ついにCheydinhalの救世主に会えて、私はとても嬉しい。君が私の息子の命を救ってくれたのは無上の喜びだ。彼が時折無謀を働いていることは知っている。考える前に喋ることも。それでも私の息子なのだ。私は彼をとても愛しているよ」 「…」 「彼との道行きは困難だったろう。君の忍耐を尊敬する。大概の者は彼の我が侭につきあうよりむしろ死するのも致し方ないと諦めただろう」 親の愛とは業が深いもの。知りてなお魅せられる水面の月だ。 「いや、話が逸れたな。君も報償のことは耳にしてるだろう」 伯爵が取り出してきたのは杖と剣。どちらもIndarys家に代々伝わる逸品。片方を選べと言うので、Thornbladeをチョイス。名前がちょっと嫌だが綺麗な装飾のされた片手剣だ。120ptものアーマーブレイクを持ち、しかもチャージ9000。えげつないもの持ってるわねぇ。 その後、Brumaの支援の交渉へと話は進み、当然、伯爵は心よく承諾してくれた。 寺院に到着したときすでに真夜中を過ぎていたが、ホールではMartinがMysterium Xarxesの解読作業を続けていた。王の血を受け継ぐ者もいろいろだとつくづく思う。 「がんばってるわね」 「Mysterium Xarxesの解読が間に合わないんじゃないかと思うとね。Tiber Septimの鎧の探索はうまくいったかい?」 「これよ」 Martinは鎧を受け取ると詳細に調べ始めた。 「Septimの血は僕の血管の中を流れてるかもしれないが、君には英雄の魂があるな。これがTiber Septim、彼自身の鎧か!Jauffreは見て驚くだろう」 先祖の由緒ある品だが、Martin自身はさして感慨はなさそう。元々戦士でもないし、当然か。 「鎧は壊さないからJauffreを安心させてやってくれ。必要なのはTalos神の血の採取だけだ。BladesはTiber Septimの遺品については僧侶並みに神経質、だろ?」 さあ?私は鎧がバラバラにされても別段構わないけど、どうするんだろ。こびり付いた血を削り出すのかしら。…まぁ私の仕事ではないわね。 「何か進展はあった?」 「君がいない間にMysterium Xarxesの儀式の解読が少し進んだよ。僕らが必要とする三番目のアイテムはGreat Welkynd Stoneだ」 なんだGreat Welkynd Stoneって?
by yamanobe26
| 2006-08-07 18:40
| Oblivion日記本編
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