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クエスト名『Into the Pitt(中編)』
北の街Pitt、それはかつてSteel Industryで知られた都市Pittsburgh。首都D.C.から離れること300キロ以上…帰るの嫌になってきた。 どうやらすんなりとは通してくれないらしい。街へ架かるただ一本の橋は廃車が延々と列を為し、抜け道となる縫うような隙間は地雷だらけ。何、映画とは違いジャンク屋にとってはお宝の山。丸ごと頂戴するだけのこと。 Pittは外界から隔離された状況にある。とは言え、Manhattan島とは違いPittsburghは内陸の大都市だ。全体を閉鎖するには広すぎる。街にはかつて大富豪J・P・モルガンが設立したU.S. Steelの製鉄所があった。Wernherの話では奴隷の主Ashurがそれを復活させた。おそらく製鉄所一帯が強制収容所と化しているのではあるまいか。 橋の中程をすぎた辺り、地雷が目の前で爆発した。解除にしくじった… 通り道は吊り橋を引っ張るハンガーを支えるメインケーブル。 こちらを逃亡した奴隷の一人と勘違いしてくれたまでは良かったが、背嚢に気づくや目つきを鋭く細めた。 「その荷物は何処で拾ってきたんだ?あぁ、いい。よこせ!今日は俺様がアタリを引いたなァ!さぁ、中へ戻って働け!でないと今度はTrog行きだぞォ!」 禿げ親爺は乱暴にバックパックを、中身は自分たちが巻いた地雷だとは思いも寄らずに、毟り取り、その他の装備品も残らず奪い取った。 ゲートの先はもう一つ扉があり、そちらは分厚いシャッター降りている。門番がそちらへ入れとせっついた。 馬鹿正直に付き合ってやる必要がどこにある。奴隷なんてまっぴらご免です。 シャッターを抜けた途端、ズラリと雁首が並んでいた。 中でも一際威圧感を発する男が口を拭って前へ出た。 「そのうちTrogの餌にしてやるつもりでいたが。Ashurが働かせろと…街のボスの仰せだ。良かったな。…だが、我々にも役得というものがあって良かろう、ん?」 「あはは…よーく話し合うというのは?」 これはピンチです。ガッチリ腕を固められて身動きがとれない。 男の合図で周りの者達が次々と鉄パイプを振り降ろすのが見えた。 グラグラと焦点の合わない視界の中で誰か遠くから話しかけてくる。 「大丈夫、ゆっくりでいい…さぁ、身体を起こして」 「いだぁ!!!」 意識が戻るや殴られた傷みが一斉に蘇った。 「あだだだだ…」 「蟹に比べたらこれしき…」 漏れ出た意味不明の台詞に女が溜息をついた。 「Wernherからは貴女は利口だって聞いたような気がするんだけどね。ま、いいわ。たいしたことじゃない。貴女は此処にいる、そして私たちと同じように見える。それで充分」 「…貴女がMideaさん?」 人差し指を口に当て、彼女は制した。 「駄目よ、こんな人目につくところでは話せない。シャキとしたら私の家で会いましょう。続きはそこで」 伝えることは伝えた。彼女、Mideaは背を向けて去っていった。 ホント、私って頑丈だな。痛みはあるけどカスリ傷程度。それとも、彼女が手当してくれたのかしら。くそぉ、また装備を持ってかれた。何故か奴隷服になってるし。彼奴ら、絶対に仕返ししてやる。
by yamanobe26
| 2009-10-31 15:19
| Fallout3日記
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