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クエスト名『The Wasteland Survival Guide 8』
聞けばMoiraさんのリサーチは蟹の調教が目的だとか。アホでも知性があるなら乗りこなせるかもしれないですと。冗談はよし子さん。私は世界で一番の蟹嫌いを自負する女だ。乗用Mirelurkは断固阻止! “Tedへ。 忘れるな、俺はお前の為に隠したんだ。誰も信用するんじゃない。特に俺に取り入ろうとする奴らは。一人でやるんだ。下の水道施設出入口近くの扉は俺が壊した。医務室のフロア金庫に扉を修理するパーツを収めてある。お前の腕が錆び付いてる場合に備えて修理手順も残した。かつてはレンチの魔術師と呼ばれたお前だ、不要だとは思うが。さぁ、行け!” 端末から医務室の金庫ロックを解除した際、Tedという男へ宛てたメッセージが現れた。そのTed氏は端末すぐ側で既に死亡しており、遺体から王冠100枚とホロテープが出てきた。テープの主は端末に伝言を残したのと同一人物と思われる。 “Mirelurkが倉庫から溢れ出た。工場全体が地獄の蓋が開いたような騒ぎだ。Priceの奴は連中が日に日に賢くなっていると言っていたが、誰がそんな与太話を信じるか。おそらく誰かの妨害工作に違いない。俺たちは外部の人間を入れすぎた。もう誰を信用して良いのかも判らん。状況は良くない” 最下層で見た解体途中のMirelurkの死骸は、かつてこの施設が蟹の養殖場として使われていたことを示す。いくらなんでもそんな馬鹿なと思ったんですけど…マジで養殖場をやってたらしい。 知性云々はともかくとしてMirelurkの異常性は特筆に値する。戦後、FEVや放射能の影響で大型化した生き物は沢山いますが人型に変態した例は他にない。僅か200年で二足歩行し、第二、第三歩脚が退化、既に半魚人の姿をしたものまでいる。両生類や爬虫類になるのもそう遠い日ではあるまい。フフフ…やはり私の目に狂いはなかった。 そうはさせないぞ、Mirelurk!この蟻の女王がお前達の野望を打ち砕いて見せる! 重量級のスレッジハンマーや棚の上にはキャップその他がモロモロ。お宝の山…と呼ぶにはショボイと落胆するも、ここが終点にあらず。お宝探しはまだ続く。雑多な品に混じってホロテープと鍵が出てきた。テープによると冷蔵庫のどれかが宝箱。それこそが本命! “バケツ1杯分のMirelurkの肉を用意、卵12個をよく掻き混ぜ、乾燥させたパンを砕いて…” …Mirelurk Cakeのレシピ?お宝が? うわーベタなお約束だ。 昨晩、蟻の女王の襲撃で観察中のMirelurk全てを失ったわりにMoiraさんは元気…っていうか全然気にしていないご様子。いつ何時もそうであるように、彼女は俗世からフワフワと浮き上がった調子で『Wasteland Survival Guide』第三章の説明に入った。つぐつぐ不思議な精神構造の持ち主です。 「最終章はより含蓄のあるものにしたい!人類の生存、それすなわち社会の再構築である。どう、深いでしょ?」 私は思わず天井を見上げた。 「我々は大規模な集落がいかに作られるか、過去のテクノロジーをどう使うのかを知る必要がある。それと図書館から歴史の資料を入手してもらいたい」 「…」 「いよいよ大詰めだわよ〜、気合い入れていこう!」 …嘘や。Moiraさんが人文科学に興味を示すなんて。そのうち反陽子爆弾の研究でも始めるんじゃないかと思ってましたけど、なんと今度は社会の立て直しを口にした。雨、いや槍が降るかも。 今までの艱難辛苦を思えば、皮肉や嫌みの一つぐらい言ってもバチは当たるまい。 「それはそれで手間が省けていいわね。でも、その本には貴女の名前は載ってないと思うけど、それでもいい?」 「う…嫌です」 さすがはMoira Brown。あっさり返り討ち。仮に別のサバイバルガイドを見つけたなら、即刻焼き捨てると暗黙の了解を結ばされた。 「旧世界の知識の保存場所、それすなわち本。そして本は図書館にある。Arlingtonに一つ残ってたんじゃなかったかしら」 「Arlington図書館?」 「もしまだあったら、コンピューターから記録がダウンロード出来るか調べてきて。例えゴミ捨て場に捨てられた情報だろうと人間社会を再構築するには重要なの!」 今回の報酬は(本が適当だが手持ちがないそうで)珍しくキャップになった。曰く、金があれば本も買える。ごもっとも。 Arlington図書館はMegatonの南、D.C.西岸の隅。距離は半日程、迂回路が通っているので紛争地帯を抜けずともOK。 100mと歩かずに次々とRaiderと遭遇する。どーなっとるんじゃこの道は。 扉を抜けた途端鋭い警告が飛び、左右からミニガンの挟み撃ちにあった。 「たんま!図書館に用があって来ただけです!」 「一人でこの辺りを彷徨くとは、勇敢だな。ジャンク屋か?」 「いや、まったく」
by yamanobe26
| 2009-08-05 15:36
| Fallout3日記
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