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クエスト名『The Replicated Man 2』
Seward Square東の外れにある奥まった廃ビルが傭兵部隊、Reilly's Rangerの本部兼宿舎だった。 「まぁ…そこそこは」 「借りを作ってしまったわね。現物支給でいいかしら?見たところ、話より報酬が気になるようだし…でしょう?どうする?」 「…それじゃ遠慮無く」 「オーケイ。勘違いしないで、貴女のしてくれた事には本当に感謝してるのよ。部下の救出で貴女自身が死ぬかもしれなかった。それじゃ、どちらがいい?Rangerのアーマー?それともBrickのミニガン?」 二つ用意したなら両方くれればいいじゃん、と思わないこともないが謝礼は二種からの選択。彼らの標準装備でもあるPower Armor並みの性能で重量は半分という高性能な戦闘防護服、もしくは隊の女ガンナーBrickが愛用する通常の1.5倍の威力を誇るミニガン“Eugene”。重火器は使い慣れない。アーマーをチョイス。 食事が済むとメンバーは逃げるように席を外した。 Talon社とReilly's Ranger、同じD.C.の紛争地帯で活動する二つの傭兵グループの関係は気に掛かる。Reilly's RangerはWastelandの地図作成だけでなく、やはりMutant討伐等の荒事も請け負っていた。Talon社とも幾度か戦場で遭遇しており、一触即発だったそうだ。自分達はTalon社のような殺し屋集団ではないと彼女はきっぱり否定した。 Reilly's Rangerにも一部トリガー・ハッピーなメンバーがいる。ただ…少なくともリーダーはTalon社と同列に語ることの出来ぬ人間なのは確か。Reillyはホテルでの籠城やメンバーのTheoを失った責任を痛感していた。 「分からなくなったわ…自分がこの仕事に適してるのか、自信が持てないの」 彼女は救援を求めて籠城先のホテルを脱出した際に負傷し、Underworldで治療を受けていたが、精彩の無さは病み上がりのせいばかりではない。隊はTheo以前にも二人死亡していて、立て続けに三名を失った彼女はすっかり自信を喪失した。そんな彼女に対し、他のメンバーは腫れ物に触れるような態度で接する。本部全体が暗い雰囲気なのはそのせい。 「Vernon Squareでは全滅寸前だった。それで信頼出来るリーダーだと言えて?また誤った決断を下してしまった。ヘマは全部私のせいよ。Theoを失ったのは私が間抜けにも病院に退避したから」 彼女は薄く自嘲した。 …真面目な人だなぁ。今時、部下の死に責任を感じるだけでも充分マトモなリーダーだと思う。反省ゼロで未来しか見てない何処かの髭よりずっといい。 「彼は運が無かった、それだけです」 「…甘いのね」 ですね。自分でも下手な同情だと思います。 「でも、ありがとう。少し気が楽になったわ。さて、廃墟のマップ作りに戻らないと。まだかまだかって催促が五月蠅いしね」 さすがに客人にまで気を遣わせたのを恥じたらしい。空元気も元気のうち。Reillyは自らを鼓舞し、軽口を叩いてみせた。 「なんなら、お手伝いしましょうか?」 「モノ好きね…どうしてそこまで?」 「勿論、報酬目当てですけど」 「心配いらないわ。苦労に見合う分、きっちり払うわよ」 身も蓋もない返事に呆れた彼女の苦笑は自然だった。 地図作りのお手伝い…と言っても面倒な作業は皆無。私にはPip-Boyがある。メンバーの技術担当Donovanが開発したGeomapper Moduleなる子機をセットして歩き回るだけ。某かの発見があればPip-Boyの地図データーをダウンロードして勝手に記録してくれる。取り付けて見ると早速データーの転送が始まり、これまでに見つけた廃墟、集落、メトロ駅等の位置がModule側に蓄積された。Reillyは、どういう算定なのか不明ですが、対価として1860もの大金(!)を払ってくれた。時折本部へ戻り、データを渡せばその都度応じた謝礼が出るそう。 更にRanger本部は自宅同様好きに使って良しとのありがたい申し出を受けた。弾薬等も持ち出し自由。紛争地帯でしかもRivet City近郊の拠点は得難い。前に約束した通り、怪我の治療、装備品の修復はDonovanとBucherが快く引き受けてくれた。Brickは…まぁ、いずれ彼女と相棒Eugeneの力を借りることもありましょう。なんたって、ここは戦場ですもの。 「少しはマシになったみたいだよ。彼女は信頼を取り戻すだろ」 Reillyは業務に復帰し、朝から通信機と格闘してる。リーダーの不調を一番心配していたのはサブリーダーでもあるBucher。彼とReillyは所謂一つの男女の仲。恋人が僅かなりとも持ち直したことに安堵の息を漏らした。 「俺たちも飛び回るとするさ。何を話したのかは知らないが、ありがとう」 「いえ、礼を言われるようなことは何も」 「そうか…それじゃな、気を付けて行けよ」 「貴方もお元気で」 「はい、ママ…あ!お姉ちゃんだ!」 「こんにちは」 拾いもののジャンクばかりではなく、たまにはマトモな食事にありつきたい。 Commonwealthの傲慢爺Zimmerに三行半を叩きつけた人造人間は姿、記憶を変え逃亡中。顔と脳みその配線を弄くる機材を手に入れたのはPinkertonなる人物でRivet City在住。以上、おさらい終わり。 それではとPinkertonの情報を求めて艦内を聞き込みに回ってる最中、面白い女を見つけた。 Megatonでアンドロイドの捜索から手を引くよう“お願い”してきた後、謎のスナイパーに襲撃されて命からがら逃げ出した、あの女。彼女はCommonwealthから逃走したアンドロイドを保護する組織Railroadに属する。 はて、彼女がRivet Cityにいるのは何故? Zimmerを見張ってるのか、あるいは…アンドロイドはRivet City市民の誰かなのか。Victoriaは“彼”の部品を持っていた。可能性はある。 「死んだって噂もありましたね」 「船の何処かで隠された秘密の技術を発見したとか言い出してね。その後、姿を消しちゃったわ」 …随分と嫌われてますな、Pinkertonさんは。誰に聞いてもなげやりなDr.Liの返答と似たかよったか。曰く、死んだ、失踪した、幽霊になった。かといって同情的な意見はほとんど無し。いずれにせよ、当人は不在で現況を知る者は皆無。 但し、手掛かりがゼロというわけでもない。例え幽霊でも姿を見た者はいる。 Rivet Cityのベース、航空母艦は切り落とされた魚の頭よろしく艦首が折れ、船体の三分の一は港周辺の岩場に乗り上げている。ここで彼の幽霊が目撃された。一つしかない入口の扉の鍵はベリーハード、私のスキルでは全く歯が立たず。ならば何処か他に潜り込めそうな場所はと港をぐるりと歩いてみたが無駄足に終わった。 忘れてましたが艦首はMirelurkの巣窟で、それ故街の住人は寄りつかない。 水中では銃が撃てない。早く上に出ないと!
by yamanobe26
| 2009-06-14 21:57
| Fallout3日記
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