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クエスト名『Those!(中編)』
“もしアンタがこのテープを聞いてるなら、俺の脳みそは壁にスプラッタな染みを作ってるはず。そこで、アンタに仕事をやろう。荷物を探し、GirdershadeのRonald Larenに届けてやってくれないか。Gradyからだと。荷を入手するのはキーが必要だ。駅構内の何処かにある古い消火栓箱の中に隠した。キーで荷を収めた金庫が開く。部屋を探せ、回転灯があるから…見落としたりはしない。幸運を、彼奴らに見つかるなよ” 荷物…お宝ですか。くれる物はいただけ。勿論、ゲットです。 鍵を回すとカチャリと素敵な響きを残して扉が開いた。中身は…おぉ!こ、これは…黒のヒョウ柄! 確かにランジェリーは貴重なお宝。レディーにプレゼントするには最高の品ですが、届け先のRonald Larenって男の人でしょう?変態仲間とか?…ま、いいや。貰っちゃおうっと。 遺体から鍵が出てきた。彼の家にあったコンテナのかな。 白衣に身を包み、眼鏡を光らせたいかにも科学者然とした男が扉の向こうに立っていた。 「どうも。生きてる人間がいるとは思ってなかったので」 「それが、ここが私の理想の職場である理由です。君が微妙なバランスを保つ非常にデリケートな実験区域を踏み荒らしているとの自覚はあるんですか?」 Doctor Leskoはアリの巣の奧でいたって元気に生存中。 狭い作業場は実験機器が整然と並び、ところどころにアリの卵が見え隠れしてる。Dr.Leskoはゴム手袋付きの両手を胸の前で組んだまま、君も僕と握手なんて社交性には全く期待の持てない人物。一尋ねると十は返ってくるそのウンチク話は頭痛を誘発する。 「…」 「私の目指すところ、あの昆虫型モンスターの胴回りを縮小することが最も重要だ。誕生前の突然変異を誘導することで段階的に彼らの巨大な体躯をスケールダウンさせる。なんとクレバーだろ!」 「…つまり、卵のうちに遺伝的操作をして徐々に縮小する?」 「驚き。完璧な理解ですよ。素晴らしい!」 「その結果、火を噴くようになった?」 Drはアイタと額を一つ叩いて口ごもった。 「…まぁ、それに関してはお許しいただきたい、きまりの悪いことなので。少々Mutagenの計算に誤差があったようです…サイズを小さくする代わりに新しい生体機能を発生させてしまいました。私はこの異常をパイロシスと呼んでます。生体から炎を吹き出す能力ですな。この欠陥を修復出来るとは思ってますが、いかんせん機材に近寄れなくて」 自らの手で意図せぬFire Antを生み出したDrだが、全く驚くべきことではないと言い切った。遺伝子操作でアリの毒液分泌腺に振動熱生化学反応を発生させたとかで、加熱配列構造になったアリの口腔内で揮発性の液体を点火し、炎を吹き出すんですと。なんのことやらさっぱり。しかもこのキ印博士、よりにもよって遺伝子操作の変異誘導因子MutagenにFEVを使用したらしい。Forced Evolutionary Virus、悪名高き進化強制ウィルス。大戦前の軍が秘密裏に画策した超人兵士計画の遺物で、Super Mutantや数々の怪物が地上を闊歩する原因になったと言えばどれだけヤバいブツかお分かり頂けましょう。ぶっちゃけDoctor Leskoがやったことは立派なバイオハザード。 「端末はどこに?」 「孵化施設、クイーンの側。私がそこへ近づければMutagenの改善作業を続行できます」 「もっと簡単な方法がある」と女王を始末する案を提言したが、末成り(うらなり)金髪眼鏡は声を大にして反対した。 「とんでもない!何ヶ月分のデータが失われることか!駄目です駄目…女王は無傷で残さないと!ターゲットは私が名付けたQuintet of Nest Guardiansとその排除です。不快極まりない邪魔者だ」 「それが成功したとして、すでに火を噴いてるヤツはどうなるんです?」 「ターミナルに抑制パルス発生装置、私はそう呼んでますが、それが繋げてある。一度発信すればクイーンとの共感機能を失い、お互いに殺し合う効果があります!ま、そんなところです。どうかね?」 気は進まないものの、Drの依頼を引き受けることに。残ってる蟻ん子どもを無力化するには致し方ない。作業場の奥から女王の産卵場へ出られる。
by yamanobe26
| 2009-03-20 14:43
| Fallout3日記
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